後場コメント No.3 豊田通商、ケーズＨＤ、三菱電機、三井物産、クックビズなど
★13:15 豊田通商－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 業績の底堅さは株価に織り込み済み
豊田通商<8015.T>が3日ぶり反発。ＳＭＢＣ日興証券では、業績の底堅さは株価に織り込み済みとみて、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は3680円→3960円と引き上げた。
自動車の先行きには警戒しつつも、トヨタの自動車生産台数が国内を中心に底堅く推移している点に加えて、アフリカの自動車販売も上向きつつある。今20.3期2Qに計上されたリチウム減損などを主因に、今期業績の上振れ期待値は遠のいたが、一過性損益を除く実態面での業績は堅調さを維持。ただし、この点は株価に織り込み済みと想定。さらなるバリュエーションの切り上がりのためには、潤沢な余資を活用したさらなる飛躍のための投資、アフリカでの成長、次世代モビリティ領域での新たなビジネスモデル構築といった独自戦略の進展が必須と指摘した。
豊田通商<8015.T>が3日ぶり反発。ＳＭＢＣ日興証券では、業績の底堅さは株価に織り込み済みとみて、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は3680円→3960円と引き上げた。
自動車の先行きには警戒しつつも、トヨタの自動車生産台数が国内を中心に底堅く推移している点に加えて、アフリカの自動車販売も上向きつつある。今20.3期2Qに計上されたリチウム減損などを主因に、今期業績の上振れ期待値は遠のいたが、一過性損益を除く実態面での業績は堅調さを維持。ただし、この点は株価に織り込み済みと想定。さらなるバリュエーションの切り上がりのためには、潤沢な余資を活用したさらなる飛躍のための投資、アフリカでの成長、次世代モビリティ領域での新たなビジネスモデル構築といった独自戦略の進展が必須と指摘した。
★13:23 ケーズＨＤ－4日続伸 ＪＣＲが格付けの見通しを「ポジティブ」に変更
ケーズホールディングス<8282.T>が4日続伸。日本格付研究所（ＪＣＲ）は12月4日、同社の長期発行体格付け「A」を維持した上で、格付けの見通しを「安定的」→「ポジティブ」に変更すると発表した。
業績は順調に推移。家電に特化して専門性を高める方針のもと、高付加価値商品の販売を伸ばしている。また、ローコスト経営の推進により、収益性は同業他社と比較して高い水準を維持。消費マインドの動向には注意を要するが、新規出店やスクラップ・アンド・ビルド、コスト抑制に継続的に取り組んでおり、堅調な業績が予想される。従前と比べて財務構成は改善しており、この傾向が続いていくとみられるとした。
ケーズホールディングス<8282.T>が4日続伸。日本格付研究所（ＪＣＲ）は12月4日、同社の長期発行体格付け「A」を維持した上で、格付けの見通しを「安定的」→「ポジティブ」に変更すると発表した。
業績は順調に推移。家電に特化して専門性を高める方針のもと、高付加価値商品の販売を伸ばしている。また、ローコスト経営の推進により、収益性は同業他社と比較して高い水準を維持。消費マインドの動向には注意を要するが、新規出店やスクラップ・アンド・ビルド、コスト抑制に継続的に取り組んでおり、堅調な業績が予想される。従前と比べて財務構成は改善しており、この傾向が続いていくとみられるとした。
★13:26 三菱電機－みずほが目標株価引き上げ FA関連企業内での株価の出遅れ感/割安感に注目
三菱電機<6503.T>が3日ぶり反発。みずほ証券では、FA関連企業内での株価の出遅れ感/割安感に注目。投資判断「買い」を継続、目標株価を2000円→2050円と引き上げた。
幅広い事業を有する総合電機の強みを生かした相対的な業績堅調に加え、徐々にFA事業の循環的なモメンタム改善に備える局面との見方は不変。足元では、中国での中小型OLED投資/韓国での大型OLED投資に回復の兆しがある中で、同社はOLED業界向けFA機器に相対的に強く、恩恵の享受を期待できる。
株価は9月以降に2割弱上昇し、FA事業の循環的なモメンタム改善は一定程度を織り込んだと考えられるが、依然として投資指標面での割安感は残る上、年初来ではFA関連企業と比べた株価の出遅れ感が強いことを考慮すると、上値余地は残ると考えるとした。
三菱電機<6503.T>が3日ぶり反発。みずほ証券では、FA関連企業内での株価の出遅れ感/割安感に注目。投資判断「買い」を継続、目標株価を2000円→2050円と引き上げた。
幅広い事業を有する総合電機の強みを生かした相対的な業績堅調に加え、徐々にFA事業の循環的なモメンタム改善に備える局面との見方は不変。足元では、中国での中小型OLED投資/韓国での大型OLED投資に回復の兆しがある中で、同社はOLED業界向けFA機器に相対的に強く、恩恵の享受を期待できる。
株価は9月以降に2割弱上昇し、FA事業の循環的なモメンタム改善は一定程度を織り込んだと考えられるが、依然として投資指標面での割安感は残る上、年初来ではFA関連企業と比べた株価の出遅れ感が強いことを考慮すると、上値余地は残ると考えるとした。
★13:37 三井物産－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 鉄鉱石価格のリスクと新中計とのせめぎ合い
三井物産<8031.T>が続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、鉄鉱石価格の下落リスクと新中計の期待値とのせめぎ合いとみて、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は1830円→1970円と引き上げた。
引き続き、鉄鉱石価格は漸減トレンドを予想。Vale社の尾鉱ダム決壊事故からの供給回復のほか、その他の新規開発プロジェクトに伴い供給圧力は今後増す見込み。この点が、同社の業績面での重しとみる一方、来21.3期を初年度とする新中期経営計画がカタリストと想定。成長戦略や既存アセットの効率化のほか、特に株主還元の拡充が見込めれば株価押し上げ要因となる見込み。ＳＭＢＣ日興では、現中計3カ年累計の余資の使途として、今20.3期本決算時に自社株買い500億円の追加還元を予想。
三井物産<8031.T>が続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、鉄鉱石価格の下落リスクと新中計の期待値とのせめぎ合いとみて、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は1830円→1970円と引き上げた。
引き続き、鉄鉱石価格は漸減トレンドを予想。Vale社の尾鉱ダム決壊事故からの供給回復のほか、その他の新規開発プロジェクトに伴い供給圧力は今後増す見込み。この点が、同社の業績面での重しとみる一方、来21.3期を初年度とする新中期経営計画がカタリストと想定。成長戦略や既存アセットの効率化のほか、特に株主還元の拡充が見込めれば株価押し上げ要因となる見込み。ＳＭＢＣ日興では、現中計3カ年累計の余資の使途として、今20.3期本決算時に自社株買い500億円の追加還元を予想。
★13:40 クックビズ－大幅高 サブスクリプションサービス「ダイレクトプラス」利用企業700社突破
クックビズ<6558.T>が大幅高。同社は自社ホームページ上で、サブスクリプションサービス「クックビスダイレクトプラス」の利用企業が700社を突破したと発表した。
2019年4月のサービス開始から8カ月で700社に到達した。同社は9月17日に同サービスの利用者が500社を突破したことを発表しており、そこから3カ月足らずで200社が増加した。
クックビスダイレクトプラスはサブスクサービスで、利用企業が増えるほど収益性が向上するビジネスモデル。業績拡大に弾みがつくとの見方により、ストップ高まであと10円にせまる3120円を付ける水準まで買われる場面があった。
クックビズ<6558.T>が大幅高。同社は自社ホームページ上で、サブスクリプションサービス「クックビスダイレクトプラス」の利用企業が700社を突破したと発表した。
2019年4月のサービス開始から8カ月で700社に到達した。同社は9月17日に同サービスの利用者が500社を突破したことを発表しており、そこから3カ月足らずで200社が増加した。
クックビスダイレクトプラスはサブスクサービスで、利用企業が増えるほど収益性が向上するビジネスモデル。業績拡大に弾みがつくとの見方により、ストップ高まであと10円にせまる3120円を付ける水準まで買われる場面があった。
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