前場コメント No.10 関西電力、東プレ、フィルカンパニー、ファミマ、日本板硝子など

2019/12/10(火) 11:30
★9:34  関西電力-みずほが目標株価引き下げ ガバナンス体制見直しを見極めたい
 関西電力<9503.T>が3日ぶり反落。みずほ証券では、第三者委員会報告とそれを受けたガバナンス体制見直しを見極めたいとコメント。投資判断「買い」を継続も、目標株価は1550円→1450円と引き下げた。
 今20.3期2Q決算内容などの反映、為替前提の見直し、高経年化プラント3基の再稼働時期を遅らせることを踏まえて、業績予想を見直し。9月下旬に明らかとなった高浜町元助役から経営陣が金品を受け取っていた問題の影響を注視する必要があるが、すでに再稼働が実現した原発4基(高浜3,4号機、大飯3,4号機)の稼働継続の前提に変更はなし。
 今20.3期~来21.3期にかけてのROE平均はおおむね8%程度で推移すると予想、現行配当50円/株の継続も可能とみている中で、PBR0.7倍、配当利回り4%にはやや割安感があるとの見方を示した。

★9:40  東プレ-TIWが「2」継続 足もとは厳しいが指標面で割安
 東プレ<5975.T>が4日続伸。投資情報会社のTIWでは、足もとは厳しいが指標面で割安として、投資評価「2(Neutral)」を継続した。
 上期営業利益は前年同期比18.3%減の87.6億円。日産自動車向けが九州や北米の一部車種などで伸び悩むも、日産外日系大手向け拡販などによるプレス関連製品での物量の増加から大幅増収となった。ただし、急激な受注増に伴うコスト増などが影響し、2ケタ減益。通期利益計画は下方修正され、受注増のプレスで費用がかさむ見込みとした。

★9:43  フィルカンパニー-大幅安 重要業績評価指標の速報値 開発総額見込みが前年同期を下回る
 フィル・カンパニー<3267.T>が大幅安。同社は9日に、19.11期上期の重要業績評価指標の速報値を発表した。
 19.11期通期の請負受注スキームの受注高は41.8億円(前の期比3.0%増)。また、期末時点の請負受注スキームの受注残高は33.5億円(前の期比20.0%増)だった。開発販売スキームの開発プロジェクト総額見込みは期末時点で16.9億円(前の期比4.5%減)となっている。
 株価は開発プロジェクト総額見込みが前の期を下回ったことに加え、受注高が前の期の66.8%増から伸びが鈍化、また受注残高も同81.5%増から同様に伸びが鈍化していることを嫌気した売りが優勢となっている。

★9:44  ファミリーマート-反発 イートインスペースを地域活動に開放する取り組みを拡大
 ファミリーマート<8028.T>が3日ぶり反発。同社がコンビニ店舗のイートインスペースを地域活動に開放する取り組みを拡大すると、共同通信が12月9日大引け後に伝えている。
 警察や自治体と連携し、高齢ドライバーの運転免許返納といった課題を話し合う場に使ってもらうもの。実際に返納すれば店舗で使える1000円分の割引券を提供する。
 地域交流会「ファミマサークル」と名付けて12日に東京都内の店舗で初めて開催する。割引券をもらうには交流会に参加し、免許返納に伴って交付される運転経歴証明書を持参する必要があり、交流会が実施された店舗でのみ使える。2020年2月末までに都内7店で実施し、全国展開を検討する。対象店舗は10席以上のイートインスペースを備えた約2000店。

★9:46  日本板硝子-SMBC日興が目標株価引き下げ 21.3期以降の業績回復期待が持てるか正念場
 日本板硝子<5202.T>が変わらずを挟んで3日続伸。SMBC日興証券では、来21.3期以降の業績回復期待が持てるか正念場と判断。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価が770円→680円と引き下げた。
 営業利益予想は、自動車用ガラスの販売回復が従来想定よりも遅れていることや、欧州で建築用ガラスの供給増による市況軟化が進むとみて、今20.3期340億円→290億円(前期比21.3%減)、来21.3期370億円→315億円(8.6%増)、22.3期395億円→340億円(7.9%増)に修正。自動車用ガラス事業では、欧州の自動車生産台数は回復に向かっているものの、北米自動車メーカーのストライキの影響やアジアで製造コスト増加などが減益要因となっているとみられるとした。


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