〔Market Flash〕利下げ期待後退から円ドルレートは110円台へ~SMBC日興

2019/12/10(火) 13:55
【13:50】利下げ期待後退から円ドルレートは110円台へ~SMBC日興  SMBC日興証券のグローバル・マクロリポートでは、米国の利下げ期待と円ドルレートについて考察している。現在の労働投入(雇用者×労働時間)から求められるGDP成長率は2%程度で、これは潜在成長率に一致しており、インフレの加速はないと指摘。この場合、金融政策では利上げも利下げも必要なく、Fedは現在の政策金利を維持することが合理的となる。しかし、市場では依然として利下げを予想していることから、その修正が必要になるとSMBC日興では考えている。SMBC日興では米国の利下げ期待の完全な後退が生み出す円安効果について為替モデルを用いて推測しており、円ドルレートは110円台に下落すると予想している。 【12:55】AGCとセ硝子の事業統合 抜本的な収益性改善の可能性も~野村  野村証券では、9日にAGC<5201.T>とセントラル硝子<4044.T>が国内建築用ガラス事業を統合することで基本合意書を締結したと発表したことを受けてリポートしている。国内の建築ガラス事業の収益性は厳しい状況が続いており、両社が事業を統合すれば、抜本的な収益性の改善が可能になると野村では考えている。また、建築ガラスは物流費がかさむ事業でもあることから、両社の生産拠点と強みを持つ販売地域が東日本と西日本に分かれていることが、事業の相互補完につながるとみている。両社の国内建築ガラス事業の売り上げを単純に合算すると1000~1500億円となるとみられるが、野村では、統合後に期待される収益性改善効果が合わせて50億円規模となる可能性があると推測している。 【10:40】回転寿司では引き続きスシローの強さが目立つ~みずほ  みずほ証券では回転寿司大手の月次動向を受けてリポートしている。11月の大手3社の既存店売上高は、スシローグローバル<3563.T>の「スシロー」が前年同月比で10.0%増、くら寿司<2695.T>が同1.1%増、カッパ・クリエイト<7421.T>の「かっぱ寿司」が同5.2%増となったとのこと。みずほでは、前年ハードルが高かったにも拘わらず、2桁増収を達成した「スシロー」の強さが引き続き目立っていると指摘。各社とも客単価の上昇が主要増収ドライバーとなっているとみており、客単価上昇トレンドが今後も継続するかに注目している。 【9:50】石油業界のトップピックは国際帝石とコスモエネルギー~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では石油業界に関して、石油精製事業の構造変化により、石油元売会社の採算性が改善する可能性があることを、2020年の注目点に挙げている。中期的には、2020年10月をめどにJXTG<5020.T>が大阪製油所の精製機能を停止する予定で、石油製品需給バランスが改善すると予想。短期的には、2020年1月から始まるIMO(国際海事機関)による船舶燃料の環境規制強化により、軽油スプレッドが改善する可能性が高いと考えている。個別では国際帝石<1605.T>とコスモエネルギー<5021.T>をトップピックとして推奨している。 【8:45】寄り前気配はADEKA、カネカ、上組、JSRが高い気配値  主力株の寄り前気配では、ADEKA<4401>+22.35%、カネカ<4118>+19.33%、上組<9364>+17.23%、JSR<4185>+16.75%、セ硝子<4044>+7.05%、ダイセル<4202>+5.51%、ツムラ<4540>+5.43%、長瀬産<8012>+5.28%、久光薬<4530>+5.01%、豊通商<8015>+4.35%などが高い気配値。  一方、東海理化<6995>-5.96%、住友鉱<5713>-4.95%、スズキ<7269>-4.60%、TSテック<7313>-4.38%、石油資源<1662>-4.08%、きんでん<1944>-4.07%、積水化<4204>-4.01%、東建物<8804>-3.74%、住友重<6302>-3.46%、東亜合成<4045>-3.43%などが安い気配値となっている。
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