前場コメント No.7 星野リゾートリート、システムディ、サンバイオ、大同特殊鋼、アステラスなど
★9:19 星野リゾートリート－野村が目標株価引き上げ DPS減少を避けるべく2物件を取得
星野リゾート・リート投資法人<3287.T>が続伸。野村証券では、DPS（1口当たり分配金）減少を避けるべく2物件を取得と注目。レーティング「Buy」を継続、目標株価を76.10万円→79.10万円と引き上げた。
19.10期決算発表と同時に、星野リゾートが運営する「BEB5軽井沢」と外部オペレーターの「ソルヴィータホテル那覇」を計60億円、加重平均鑑定NOI、同償却後利回り各5.4％、4.4％で取得すると発表。既存物件では大阪や金沢、広島辺りで大量供給や日韓関係悪化などの影響を受けており、新たに物件を取得しなければ20.4期以降のDPSが19.10期を下回る可能性があった。それを回避するため、LTVを19.10期末の35.7％から推定37.9％へ引き上げる形での物件取得を決めた。
変動賃料受け取りのタイミング上、東京五輪開催時期の業績は売上連動賃料体系の物件が21.4期から、利益連動賃料体系の物件が21.10期から反映され、今回開示された予想2期は対象外。東京都内に保有するのは「ザ・ビー赤坂」と「同三軒茶屋」のみで、東京五輪の直接的な恩恵を当社自身は今のところ控え目に見ているもようとした。
星野リゾート・リート投資法人<3287.T>が続伸。野村証券では、DPS（1口当たり分配金）減少を避けるべく2物件を取得と注目。レーティング「Buy」を継続、目標株価を76.10万円→79.10万円と引き上げた。
19.10期決算発表と同時に、星野リゾートが運営する「BEB5軽井沢」と外部オペレーターの「ソルヴィータホテル那覇」を計60億円、加重平均鑑定NOI、同償却後利回り各5.4％、4.4％で取得すると発表。既存物件では大阪や金沢、広島辺りで大量供給や日韓関係悪化などの影響を受けており、新たに物件を取得しなければ20.4期以降のDPSが19.10期を下回る可能性があった。それを回避するため、LTVを19.10期末の35.7％から推定37.9％へ引き上げる形での物件取得を決めた。
変動賃料受け取りのタイミング上、東京五輪開催時期の業績は売上連動賃料体系の物件が21.4期から、利益連動賃料体系の物件が21.10期から反映され、今回開示された予想2期は対象外。東京都内に保有するのは「ザ・ビー赤坂」と「同三軒茶屋」のみで、東京五輪の直接的な恩恵を当社自身は今のところ控え目に見ているもようとした。
★9:28 システムディ－大幅安 今期営業益13％増見込みも材料出尽くし
システム ディ<3804.T>が大幅安。同社は16日、20.10期通期の連結営業利益予想を6.1億円（前期比13.4％増）だと発表した。
同社サービスの将来を担う次世代システムの開発、リリースを強力に推し進め、次期以降の新規ユーザへの納入、既存ユーザへのリプレイス納入へとつなげるとしている。
19.10期通期の連結営業利益は5.4億円（37.0％増）だった。公立小中高校向け校務支援システム『School Engine』が好調だったことが寄与したとしている。
なお、株価は9日に発表した上方修正を受け、足もと年初来高値を更新する水準にあり、材料出尽くしから売りが優勢となっている。
システム ディ<3804.T>が大幅安。同社は16日、20.10期通期の連結営業利益予想を6.1億円（前期比13.4％増）だと発表した。
同社サービスの将来を担う次世代システムの開発、リリースを強力に推し進め、次期以降の新規ユーザへの納入、既存ユーザへのリプレイス納入へとつなげるとしている。
19.10期通期の連結営業利益は5.4億円（37.0％増）だった。公立小中高校向け校務支援システム『School Engine』が好調だったことが寄与したとしている。
なお、株価は9日に発表した上方修正を受け、足もと年初来高値を更新する水準にあり、材料出尽くしから売りが優勢となっている。
★9:28 サンバイオ－売り気配 野村が目標株価引き下げ 再生細胞薬の産みの苦しみ
サンバイオ<4592.T>が売り気配。野村証券では、再生細胞薬の産みの苦しみとコメント。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は6600円→5200円と引き下げた。
再生細胞薬SB623のTBI（外傷性脳損傷）プログラムの日本での承認申請予定が1年後ろ倒しになったこと、北米での慢性期脳梗塞プログラムについて大日本住友製薬との共同研究開発を解消したことを踏まえ、中長期野村業績予想を下方修正。なお、今回のTBIの申請予定変更は、商用生産体制を万全にすることが理由であり、再生細胞薬としての上市、市場浸透の可能性に対する評価は不変。また、提携解消により臨床試験のデザインなどは同社に主導権が戻るため、今後臨床試験が再開される場合、より精度の高いものとなることに野村では期待しているとした。
サンバイオ<4592.T>が売り気配。野村証券では、再生細胞薬の産みの苦しみとコメント。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は6600円→5200円と引き下げた。
再生細胞薬SB623のTBI（外傷性脳損傷）プログラムの日本での承認申請予定が1年後ろ倒しになったこと、北米での慢性期脳梗塞プログラムについて大日本住友製薬との共同研究開発を解消したことを踏まえ、中長期野村業績予想を下方修正。なお、今回のTBIの申請予定変更は、商用生産体制を万全にすることが理由であり、再生細胞薬としての上市、市場浸透の可能性に対する評価は不変。また、提携解消により臨床試験のデザインなどは同社に主導権が戻るため、今後臨床試験が再開される場合、より精度の高いものとなることに野村では期待しているとした。
★9:32 大同特殊鋼－野村が目標株価引き上げ 採算改善で今来期を小幅上方修正
大同特殊鋼<5471.T>が反発。野村証券では、採算改善で今来期を小幅上方修正。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は4100円→5280円と引き上げた。
全体的に足元の数量は低調ではあるものの、鉄屑安などによる採算改善により特殊鋼の営業利益予想を上方修正し、今20.3期、来21.3期の営業利益予想を小幅に上方修正。今20.3期は営業減益になるものの、業界内では相対的に堅調な業績を確保できる見通し。ただし、野村では来21.3期については特殊鋼やエンジニアリングで前期比で減益を予想するため、全体の営業利益は前期並みにとどまるとみているとし、現状の株価に大きな割安感はないと判断。
大同特殊鋼<5471.T>が反発。野村証券では、採算改善で今来期を小幅上方修正。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は4100円→5280円と引き上げた。
全体的に足元の数量は低調ではあるものの、鉄屑安などによる採算改善により特殊鋼の営業利益予想を上方修正し、今20.3期、来21.3期の営業利益予想を小幅に上方修正。今20.3期は営業減益になるものの、業界内では相対的に堅調な業績を確保できる見通し。ただし、野村では来21.3期については特殊鋼やエンジニアリングで前期比で減益を予想するため、全体の営業利益は前期並みにとどまるとみているとし、現状の株価に大きな割安感はないと判断。
★9:33 アステラス製薬－反発 前立腺がん治療剤XTANDIが米国で追加適応に関する承認取得
アステラス製薬<4503.T>が反発。同社は17日9時に、前立腺がん治療剤XTANDIが米国で追加適応に関する承認を取得したと発表した。
今回の承認により、XTANDIは米国において、既に承認を取得している非転移性および転移性の去勢抵抗性前立腺がんに加えて、転移性去勢感受性前立腺がんの適応症を有する初めてかつ唯一の経口治療薬になるとしている。
アステラス製薬<4503.T>が反発。同社は17日9時に、前立腺がん治療剤XTANDIが米国で追加適応に関する承認を取得したと発表した。
今回の承認により、XTANDIは米国において、既に承認を取得している非転移性および転移性の去勢抵抗性前立腺がんに加えて、転移性去勢感受性前立腺がんの適応症を有する初めてかつ唯一の経口治療薬になるとしている。
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