前場コメント No.12 ソラスト、高砂熱学、三井住友トラスト、ゆうちょ銀行、静岡銀行など

2019/12/20(金) 11:30
★10:26  ソラスト-続伸 11月訪問介護利用者数は4%増 デイサービス利用者数は45%増
 ソラスト<6197.T>が続伸。同社は19日に、11月の介護サービス利用状況を発表した。在宅系サービスにおいては、訪問介護利用者数が前年同月比4.3%増、デイサービス利用者数が同45.4%増となった。施設系サービスにおいては、入居者数が前年同月比46.2%増、入居率は95.7%(前年同期は96.3%)となった。

★10:30  高砂熱学-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 利益率前提引き上げから上方修正
 高砂熱学工業<1969.T>が底堅い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、利益率前提引き上げから業績予想を上方修正。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は2100円→2150円と引き上げた。
 「一般空調・産業空調工事の、リニューアル・新設の需要堅調を背景とした高水準の利益継続」を見込むとしたが、(1)営業利益水準はコンセンサス並みにとどまる、(2)株価バリュエーションに大幅な割安感がないことから「Neutral」を継続。
 今後の注目点は、新中計での成長戦略。成長戦略では、2023年度までの長期経営構想で掲げる「総合設備工事業への飛躍」達成のため、従来から力を入れている(1)M&A活用によるビジネス拡大、(2)グローバル化の加速について、どのような方針を示すのかに注目するとした。

★10:33  ふくおか-みずほが目標株価引き上げ 中長期的な評価余地はあるとの見方
 ふくおかフィナンシャルグループ<8354.T>が底堅い。みずほ証券では、中長期的な評価余地はあるとの見方を維持。投資判断「中立」を継続も、目標株価は1850円→2350円と引き上げた。
 同社は今20.3期上期決算時に、通期当期純利益を下方修正した。与信費用の見通しを減額した一方、みんなの銀行への投資負担を織り込んだほか、統合コストの前倒し計上や、有価証券売却益の想定を引き下げたことなどから、下方修正された。一方で、コア業務純益計画の引き上げや与信費用の想定引き下げなど、本業利益は健闘している点を前向きに評価。また、デジタル化に向けた戦略は地銀上位行内で最も先進的と判断。加えて、22.3期には増配が予想され、中長期的な評価余地はあると考えるとした。

★10:36  三井住友トラスト-みずほが目標株価引き上げ 次期中期経営計画に期待
 三井住友トラスト・ホールディングス<8309.T>が3日ぶり反落。みずほ証券では、次期中期経営計画に期待。投資判断「買い」を継続、目標株価を4500円→5350円と引き上げた。
 来21.3期からスタートする予定の次期中計に関して、システムのクラウド化に伴い経費の増加が見込まれるものの、手数料収益の拡大などにより当該影響を吸収し、緩やかながらも最終増益基調が続く見通し。株主還元策についても、信託銀行らしいビジネスモデルを追求することで(≒リスクアセットを使わない手数料収益が拡大する)、中長期的に強化される方向になると想定するとした。

★10:42  ゆうちょ銀行-みずほが目標株価引き上げ 安定配当株として評価
 ゆうちょ銀行<7182.T>がもみ合い。みずほ証券では、安定配当株として評価。投資判断「中立」を継続も、目標株価は1050円→1150円と引き上げた。
 みずほでは、22.3期における外債償還差益の崖を含み益の活用などで打ち返すと予想しているとし、当面は安定配当株として評価され得ると判断。
 22.3期は過去に円高局面をとらえて投資をしてきた外債に関わる多額の償還差益(2500億円程度の外国為替売買益)が消失する可能性もあるが、含み益の活用などにより打ち返すと予想。今下期には米国利下げに伴う外貨調達コスト減少の効果も期待可能。また、他行の動向しだいでは口座管理手数料に関して通帳を使用している未利用口座に対し、手数料を賦課する可能性があるとの見方を示した。

★10:45  静岡銀行-みずほが目標株価引き上げ 次期中期経営計画に注目
 静岡銀行<8355.T>がもみ合い。みずほ証券では、次期中期経営計画に注目。投資判断「中立」を継続も、目標株価は710円→850円と引き上げた。
 目標株価は適用PERを引き上げたことを背景に850円と算出。みずほでは、銀行側の今20.3期における連結当期純利益計画を達成できるかどうかは有価証券売却益の動向しだいと判断。一方、ストラクチャードファイナンスに関わる収益や法人関連手数料、米金利低下を捉えた外債に関わる売却益など、健闘した分野もあり、来21.3期からスタートする次期中計の内容に注目するとした。

★10:49  りそなHD-みずほが目標株価引き上げ 次期中期経営計画に注目
 りそなホールディングス<8308.T>が底堅い。みずほ証券では、 次期中期経営計画に注目。投資判断「中立」を継続も、目標株価は420円→500円と引き上げた。
 目標株価は大手銀行平均の配当利回りが約5.0%→約4.4%へ低下したことを受け、適用する配当利回りを引き下げたことに伴い、500円と算出。次期中計では資本の充実を図りながらも株主還元も強化されることに期待。
 みずほでは、今上期に実施した“予防的な”引当はレオパレスオーナー向けで一般貸倒引当金に計上されたと推察。レオパレスが施工不備の調査・改修工事期間の長期化を公表したことが背景。対象ポートフォリオに特段の変化はなく、不備が解消すればアパマン事業の継続は可能な状況であり、あくまで“予防的”な引当だったと認識しているとした。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,628.48 -831.60
TOPIX 2,663.53 -47.20
グロース250 640.12 -15.48
NYダウ 38,460.92 -42.77
ナスダック総合 15,712.75 +16.11
ドル/円 155.66 +0.35
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ