〔Market Flash〕油価上昇により電力・ガスの経常利益が下振れるリスク~野村

2020/01/15(水) 10:40
【10:40】油価上昇により電力・ガスの経常利益が下振れるリスク~野村  野村証券では電力・ガスセクターに関して、原油価格上昇により経常利益が下振れるリスクがあることを指摘している。野村ではLNG依存度に注目しており、原油入着価格や為替が足元の水準で推移した場合、大手では、20.3期ではLNG依存度の高い東京ガス<9531.T>、次いで大阪ガス<9532.T>、21.3期は九州電力<9508.T>の減益影響が大きいと試算している。九電に関してはLNG依存度は高くないものの、原発停止により経常利益が圧迫されている点を考慮している。一方、油価上昇による減益影響が最も小さいのは、20.3期では原子力依存度の高い関西電力<9503.T>、九州電力、21.3期は関西電力と試算している。 【9:35】自動車は選別投資が適切、トップピックはトヨタ~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では国内自動車セクターに関して、(1)3年連続での世界新車販売の減少懸念、(2)欧州でのCO2排出規制の業績への悪影響の顕在化懸念、(3)自動運転車などの早期普及に対する過度な期待の一巡、(4)中東情勢など地政学的リスク―を考慮すると、セクター全体を積極的に評価することは困難と言わざるを得ないとコメントしている。基本スタンスとしては、懸念材料の悪影響が相対的に小さい、あるいは独自のプラス材料がある割に株式市場の評価が依然低いと考えられる銘柄への選別投資が適切と考えている。個別では、トヨタ<7203.T>をトップピックに挙げている。 【8:45】寄り前気配はゼオン、東海理化、ツムラ、サンゲツが高い気配値  主力株の寄り前気配では、ゼオン<4205>+3.37%、東海理化<6995>+3.31%、ツムラ<4540>+3.15%、サンゲツ<8130>+3.09%、北国銀<8363>+3.08%、コメリ<8218>+2.91%、百五銀<8368>+2.71%、豊田織機<6201>+2.69%、ソフトバンク<9984>+2.56%、アダストリア<2685>+2.41%などが高い気配値。  一方、大気社<1979>-7.56%、住友鉱<5713>-6.54%、博報堂DY<2433>-5.28%、リコー<7752>-5.14%、ミネベア<6479>-4.99%、豊田合<7282>-4.97%、セイノーHD<9076>-4.94%、スタンレ電<6923>-4.92%、空港ビル<9706>-4.71%などが安い気配値となっている。
関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,694.21 -765.87
TOPIX 2,671.14 -39.59
グロース250 644.40 -11.20
NYダウ 38,460.92 -42.77
ナスダック総合 15,712.75 +16.11
ドル/円 155.47 +0.16
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ