後場コメント No.2  太陽誘電、神戸鋼、UUUM、ANAなど

2020/01/27(月) 15:03
★12:57  太陽誘電-CSが目標株価引き上げ 自動車用MLCCの在庫調整が終了すれば上値余地
 太陽誘電<6976.T>が反落。クレディ・スイス証券では、5Gスマホの拡大効果に加え、自動車用MLCCの在庫調整が終了すればさらなる上値余地を予想。投資評価「Outperform」を継続、目標株価を3600円→4400円と引き上げた。

 20/3期はフェライト応用製品での洪水影響による下振れを、MLCCの収益性改善で吸収。コンデンサ売上高については、20/3期YoY2%増、21/3期同9%増、22/3期同9%増と予想している。受注高については6月をボトムに急速に改善しており、大底は打ったと指摘。21/3期に向けては5Gスマホでの員数増効果、基地局向け需要の拡大に加え、自動車向けでの在庫調整が終了すればMLCC需給のひっ迫、それに伴う価格安定化、収益性改善などが期待できるとみている。

★12:58  神戸製鋼所-みずほが目標株価引き下げ 営業利益も赤字転落リスク
 神戸製鋼所<5406.T>が続落。みずほ証券では、営業利益も赤字転落リスクを指摘。投資判断は「アンダーパフォーム」を継続し、目標株価は450円→420円に引き下げた。

 連結営業利益について、90年代以降連結ベースでは黒字が続いていたが、21/3期は0億円と予想している。鉄鋼、アルミ・銅事業は経常赤字を予想。建機も世界販売台数が15,800台、前期比15.5%減少し経常利益は20億円にまで低下すると予想している。粗鋼生産下振れで、新たな固定費適正化の必要性現出とコメントしている。


★13:06  UUUM-いちよしがフェアバリュー引き下げ タレントのYouTube進出の影響は限定的
 UUUM<3990.T>が続落。いちよし経済研究所では、YouTubeの子供向けコンテン規制、タレントのYouTube進出の影響は限定的と指摘。レーティングは「A」を継続、フェアバリューを7000円→6000円に引き下げた。

 20.5期2Q実績が売上高54.1億円(前年同期比18%増)、営業利益3.5億円(同11%減)に留まった点について、これは通期会社計画に対する進捗では売上高が若干遅れている一方、利益については強含みで推移していると指摘。これは19.5期通期および同2QにてYouTube関連の収益を押上げた一時的な要素が剥落したためであり、20.5期への反動減の影響が推定額を上回っていたことが最大の要因と捉えている。以上から、この部分に関して業績予想を修正するものの、中長期成長への見方は変わらないと解説している。


★13:07  ANAHD-新安値 新型肺炎で武漢便欠航続く
 ANAホールディングス<9202.T>が新安値。新型肺炎の影響から同社が成田-武漢便について、2月1日の武漢出発便まで欠航することを懸念した売りが優勢となっている。

 新型肺炎は感染が拡大しており、影響の長期化や他路線も含めた航空需要の減退につながるリスクが意識されているようだ。日本航空<9201.T>も昨年来安値を付けた。
 

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