前場コメント No.4  シライ電子、日商開発、市光工、エーザイ、楽天、小糸製など

2020/02/27(木) 11:37
★9:12  シライ電子-急落 33万6000株の立会外分売を実施 分売価格は231円
 シライ電子工業<6658.T>が急落。同社は26日、2月27日に33万6000株の立会外分売を実施すると発表した。分売価格は231円で26日の終値238円に対するディスカウント率は2.94%。

 一定数量の売却意向があり、同社株式の分布状況の改善および流動性の向上を図ることが適切と考えたためとしている。なお、株価は需給悪化懸念から売りが優勢となっている。
 

★9:12  日本商業開発-いちよしがフェアバリュー引き上げ 財務体質強化で経営の安定感を増す
 日本商業開発<3252.T>が続落。いちよし経済研究所では、財務体質強化で経営の安定感を増すと指摘。レーティングは「B」を継続し、フェアバリューを1600円→1800円に引き上げた。

 直近の地価高騰を受けて、不動産売却による利幅が縮小する傾向がみられることに加えて、直近は特に低マージンの物件が含まれていることがあり、第3Qの売上総利益率は 11.2%(前期第3Q比28.2%ポイント低下)となったとコメント。今後も都心部の物件など、利幅の少ない大型物件が含まれており、採算性の回復は見込みにくいと判断している。2021.3期には採算性の低下が一巡するとともに、人件費を中心とする販管費の増加にも歯止めがかかる見通しで、中期の利益予想を従来より引き上げた。

★9:15  市光工業-急落 配当性向20%に引き上げ 22年12月期めど=日経
 市光工業<7244.T>が急落。27日付の日本経済新聞朝刊は、同社が22.12期をめどに配当性向を20%程度に引き上げると報じた。

 記事によれば、東南アジアでランプとミラーの増収が続く見通しであるほか、19年に新工場を稼働させた国内では生産効率が高まるもよう。電動化や自動運転といった「CASE」対応の研究開発資金を確保しつつ、株主還元を強化できると判断したとしている。なお、株価は足もとの自動車関連企業の業績悪化懸念に加え、地合いの悪さから売りが優勢となっている。
 

★9:15  エーザイ-SMBC日興が目標株価を引き上げ Aducanumabの申請が最大のカタリスト
 エーザイ<4523.T>が軟調。SMBC日興証券ではAducanumabの申請が最大のカタリストと指摘。投資評価は「2(中立)」を継続、目標株価は7000円→8000円に引き上げた。

 最大のカタリストは、共同開発社BiogenによるAducanumabの承認申請であり、Biogen は”in early 2020”にFDAに対し、申請予定と開示しているという。しかし、この承認申請がFDAに受理されることについては不透明である(成功確率:25%)としている。その理由としては、Aducanumabの2つのPhase3試験両方で有効性を示すことができた訳ではないからとコメント。他、グローバル製品が複数存在するが(Lenvima他)、Aducanumabへの期待値が相対的に大きいため、株価には反映されにくいと解説。しかし、Keytruda+Lenvimaの腎細胞がん1Lを対象としたP3(CLEAR試験)結果にも注目している。

★9:17  楽天-反落 楽天ペイがデイリーヤマザキなどで利用可能に
 楽天<4755.T>が反落。同社は26日、子会社楽天ペイメント運営の「楽天ペイ」が、山崎製パン<2212.T>運営の「デイリーヤマザキ」「ニューヤマザキデイリーストア」「ヤマザキデイリーストアー」1440店舗で28日より利用可能と発表した。

 利用者は、デイリーヤマザキなどで支払いをする際「楽天ペイ」に表示されるバーコードを店舗側に読み取ってもらうだけで支払いができるとしている。なお、株価は地合いの悪さに連れ安している。

★9:19  小糸製-反落 カナダでの損害賠償請求の訴訟について和解
 小糸製作所<7276.T>が反落。同社は26日、カナダにおいて損害賠償などを請求する訴訟を提起されていた件について、和解で合意したと発表した。和解金として390万カナダドル(約 3.3 億円)を支払う。20.3期の連結業績への影響は軽微としている。なお、株価は地合いの悪さに連れ安するも、小幅安にとどまっている。


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