前場コメント No.9   アトラ、JXTG、山田コンサル、JHR、京都友禅、オイラ大地など

2020/04/02(木) 11:33
★10:31  アトラ-急落 3月末時点の月末時価総額は20億円未満
 アトラ<6029.T>が急落。同社は1日、2020年3月の月間平均時価総額及び月末時価総額が20億円未満となり、東証の市場第1部銘柄から市場第2部銘柄への指定替え基準に該当することになったと発表した。
 
 今後3カ月以内に「事業の現状、今後の展開、事業計画の改善その他東京証券取引所が必要と認める事項を記載した書面」を提出する予定としている。
 

★10:31  JXTG-底堅い 米大統領が石油業界支援について会合=ロイター
 JXTGホールディングス<5020.T>が底堅い。ロイターは2日7時45分、米トランプ大統領は新型コロナウイルスの感染拡大やサウジアラビアとロシアの価格競争で打撃を受ける石油業界への支援について話し合うため、業界幹部をホワイトハウスに招くと明らかにした、と報じた。

 記事によれば、トランプ氏はロシアとサウジ双方の首脳と最近話し合ったとし、価格戦争を終結させるため両国が「数日以内」に合意できるとの見方を示したとも述べた。
 
 同社の株価は、価格競争終結の進展や資源価格の回復期待から底堅い動きとなっているようだ。その他石油関連銘柄として出光興産<5019.T>も底堅い。

★10:36  山田コンサル-続落 中国進出日系企業向け「経営簡易診断サービス」提供開始
 山田コンサルティンググループ<4792.T>が続落。同社は2日に、新型コロナによる影響を受ける中国進出済の日系企業から、万が一の撤退に備えリスク・課題などを事前に把握しておきたい、先行き不安の中で現状を把握しておきたいとの声を受けて、「経営簡易診断サービス」の提供を開始したと発表した。

 「経営簡易診断サービス」の流れは、まず企業が必要な資料を提出、さらにヒアリングを実施する。そして総合的に分析し、今後のシナリオ、課題・リスク、所要資金など、経営方針の決定に資する診断結果を報告する。この診断結果を参照すれば、日本の親会社は、中国現地法人の現状を正確に理解し、実態に即した将来計画を立てることが可能になるとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★10:45  JHR-大幅安 3月1室あたり売上高が前年同月比70%減=日経
 ジャパン・ホテル・リート投資法人<8985.T>が大幅安。2日付の日本経済新聞朝刊は、不動産投資信託(REIT)など不動産ファンドの運用が岐路に立たされていると報じた。 
 
 記事によれば、同投資法人の3月の1室あたり売上高が前年同月比70%弱減ったもようだ。また、米国ではインベスコが運用する不動産ローンに投資する上場REITの資金繰りが悪化しているとも報じており、インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人<3298.T>も安い。
 

★10:54  京都きもの友禅-4日続落 3月度の月次受注高は16.5%減
 京都きもの友禅<7615.T>が4日続落。同社は1日、3月度の単体ベース受注高(金融サービス事業は除く)が6.4億円(前年同月比16.5%減)になったと発表した。内訳では、商品受注高は15.0%減、レンタル受注高が39.1%減だった。

 新型コロナウィルス感染拡大の影響が高まり、一部催事の開催中止を余儀なくされるなど振袖販売・呉服販売ともに苦戦が続いたとしている。

★10:58  オイシックス-底堅い 米ディーン&デルーカ破産報道 日本での運営に影響なしとコメント
 オイシックス・ラ・大地<3182.T>が底堅い。米ブルームバーグが1日、高級食品や雑貨を扱う米ディーン&デルーカが破産申請したと報じたことを受け、日本でのディーン&デルーカを運営するウェルカム(本社:東京都渋谷区)を関連会社に持つ同社は1日、ウェルカムの経営や日本でのディーン&デルーカ事業に関する影響について発表した。
 
 ウェルカムでは、2016年3月に米ディーン&デルーカより日本国内における商標権の全面的なライセンスを取得しており、日本国内におけるディーン&デルーカの営業権を事実上100%確保していることから、運営の持続について影響はないとしている。


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