後場コメント No.3 中京医薬、ヤーマン、SUBARU、エムスリー

2020/06/03(水) 15:02
★14:10  中京医薬品-ストップ高 東京アラート発令で思惑 巨人選手の新型コロナ感染疑い報道も材料視
 中京医薬品<4558.T>が後場ストップ高。東京都が2日、新型コロナウイルスの感染者が新たに34人報告されたと発表し、小池百合子知事が同日夜の対策本部会議で、警戒を呼び掛ける「東京アラート」を初めて出したことが材料。

 東京アラートの発令を受けて、同社株価は朝から高く推移していたが、後場に入り、朝日新聞デジタルが3日13時5分、関係者の話として、プロ野球巨人選手1人が新型コロナウイルスの検査で陽性と判定されたもようだと報じたことで買いの勢いが加速。ストップ高を付けた。

 そのほか、昭和化学工業<4990.T>がストップ高、川本産業<3604.T>が前日比16%高に上昇するなど、コロナ相場で上昇が目立っていた銘柄を再び買い戻す動きが鮮明となっている。

★14:30  ヤーマン-後場プラス転換 子会社が新ブランドの販売を開始
 ヤーマン<6630.T>が後場プラス転換。同社は3日14時、100%子会社であるディーフィットが、新ブランド「MAKANAI」の販売を開始すると発表した。併せて、東京・神楽坂本店をリニューアルして5日にグランドオープンするとしている。

★14:44  SUBARU-大手外資系証券が目標株価引き上げ 米国販売の早期回復を期待
 SUBARU<7270.T>が大幅高。ゴールドマン・サックス証券は、米国販売の早期回復を期待するとして、目標株価を2500円から2700円に引き上げ、投資判断「買い」を継続した。
 
 中国の週次データの着実な回復、4-5月米国SAARの想定以上の復活、欧州における政府自動車購入補助金の発表などを受け、自動車業界の先行きにやや薄日が差してきたことから、欧米中の販売はボトムアウトすると予想。同社に関して、GSでは米国販売の早期回復に期待している。強固なブランド力を背景に中古車価格の下落リスクなどを考える必要はないとみており、度重なる品質問題でも、同社の小売販売は好調を持続していると指摘している。

★14:44  エムスリー-後場下げ幅縮小 中国アリババと連携しAIでコロナ画像診断=日経
 エムスリー<2413.T>が後場下げ幅縮小。日経新聞電子版は3日14時19分、同社がアリババ集団(本社:中国)などと連携し、コンピューター断層撮影装置(CT)で撮影した新型肺炎の画像を分析するAIシステムを開発したと報じた。

 記事によれば、厚生労働省に製造販売の承認を申請したもよう。AIによる効率的なCT検査でPCR検査を補完できれば、感染者を把握しやすくなり、感染の第2波などへの対策も打ちやすくなるとしている。

 同記事ではノーリツ鋼機<7744.T>のグループ企業で、画像診断支援をてがけるドクターネットがAI開発のインファービジョン(本社:中国北京市)と提携したことも報じている。記事によれば、インファービジョンはAIでCT画像から新型肺炎を判定するシステムを開発、中国で診断支援に使われているもよう。ドクターネットは今後、精度などを検証するとしている。


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