前場コメント No.8  フロンティアM、ファストリ、小田急、アサヒ、住友商、JR東海など

2020/06/19(金) 11:38
★10:06  フロンティアマネジメント-4日ぶり反落 20万株の立会外分売を実施すると発表
 フロンティア・マネジメント<7038.T>が4日ぶり反落。同社は18日、立会外分売を実施すると発表した。6月26日~7月2日に 20万株の立会外分売を実施する。分売価格は分売実施日の前日の終値もしくは最終気配値を基準として決定する。

 同社は、さらに社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、東証1部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めている。今回の立会外分売は、その形式要件の充足を図るとともに、当社株式の分布状況の改善および流動性向上を図るために行うものとしている。なお、株価は需給悪化懸念から売りが出ている。

★10:11  ファストリ-3日ぶり反発 日本最大級のグローバル旗艦店を銀座にきょう開業
 ファーストリテイリング<9983.T>が3日ぶり反発。同社が19日、銀座に日本最大級のグローバル旗艦店「ユニクロ トウキョウ」を開業したことが材料。開業を控えた18日にはマスコミ向け内覧会があり、多くのメディアが取材に訪れ、関連するニュースが多数報道された。株価は、旗艦店の業績寄与に期待した買いが優勢となっている。

★10:14  小田急-続伸 5月度運輸収入57%減 減少率は小幅改善
 小田急電鉄<9007.T>が続伸。同社は19日10時、5月度鉄道事業の合計運輸収入は前年同月比56.8%減(前月は57.7%減)、小田急百貨店の売上高は同71.0%減(前月は79.0%減)だったと発表した。前月と比べて減少率は小幅に改善した。

★10:22  アサヒGHD-大和が投資判断引き下げ ニューノーマルの事業環境に対する懸念は残る
 アサヒグループホールディングス<2502.T>が続落。大和証券では、ニューノーマルの事業環境に対する懸念は残ると指摘。投資判断を「2(アウトパフォーム)」→「3(中立)」に引き下げ、目標株価は5400円から4300円に引き下げた。

 大和の事業利益予想は、新型肺炎の影響による販売数量の減少と販売ミックスの悪化を織り込み減額した。今後のポイントは、ニューノーマルの収益環境やレバレッジ比率が高いB/Sのリスクと考えている。マネジメントの力強いメッセージは評価する一方、新型肺炎による事業環境の悪化影響は大きく、長期化するリスクも残ると考えている。

★10:27  住友商事-SMBC日興が投資評価引き上げ 投資魅力に乏しいが、配当が下支え
 住友商事<8053.T>が小幅安。SMBC日興証券では、投資魅力に乏しいが、配当が下支えと指摘。投資評価は「3(アンダーパフォーム)」→「2(中立)」に引き上げ、目標株価は1500円から1300円に引き下げた。

 業績予想で前提としたCOVID-19の影響は、各国の経済活動の自粛・停滞が21/3期1Qまで継続、2Q以降に経済活動が徐々に回復するものの、22/3期まで影響が残り、概ねCOVID-19前の経済状況に回帰するのは23/3期以降、というシナリオと指摘。21/3期純利益の予想は 1000億円とコンセンサス下限。金属(鋼管)、資源・化学品(特にAmbatovy)は赤字転落を予想している。評価点には乏しいものの、当面は高配当利回りが株価のサポートになるとみている。

★10:47  JR東海-3日ぶり反発 7~8月新幹線の運行本数をほぼ前年並みに回復へ
 JR東海(東海旅客鉄道)<9022.T>が3日ぶり反発。同社は18日、定例記者会見において、2020年7~8月の東海道新幹線の運行本数をほぼ前年同時期並みにまで回復させると明らかにした。

 19日付の日本経済新聞朝刊によれば、金子慎社長が方針を示したもようだ。回復した便数ほど利用が戻らなかったとしても、乗客同士の距離を保つことになるため、新型コロナウイルスの感染予防につながるとしている。


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