後場コメント No.3 サンリオ、アルファクスFS、九電工、ファンタジー、アルファクスFS、JAL

2020/06/25(木) 15:04
★13:13  サンリオ-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 新社長による企業変革に期待したい
 サンリオ<8136.T>が続落。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、新社長による企業変革に期待したいとコメント。レーティングは「Neutral」を継続、目標株価は2200円から1800円に引き下げた。

 営業利益予想は、21/3期18億円→営業赤字3億円に21億円減額。22/3期34億円→25億円に9億円減額した。特に過去数年業績好調であった国内のテーマパーク事業は主力のサンリオピューロランドが2月22日から臨時休館。7月13日からプレオープンし、20日から再開するものの、整理券配布による人数制限での営業を余儀なくされると指摘。一方、創業来初めての社長交代を発表し、新社長による企業変革に期待している。

★13:17  アルファクスFS-大幅反落 今期赤字転落見込む 納品延期や費用増が影響
 アルファクス・フード・システム<3814.T>が大幅反落。同社は25日13時、従来未定としていた20.9期通期の営業損益予想は3億9300万円の赤字(前期は3億3500万円の黒字)と発表した。
 
 新型コロナウイルス感染症拡大を受け、顧客先へのシステム導入時期が延期しており、4月以降はテスト導入のみを想定している。併せて、同じく未定としていた通期配当予想も無配(前期は25円)にした。
 
 20.9期上期(10-3月)の営業損益は2億2900万円の赤字(前年同期は600万円の赤字)だった。同感染症の影響から納品が遅れていること、外部からの指摘事項を受けた対策費用の一時的増加などが要因となった。

★13:20  九電工-東海東京は「Outperform」を継続 大型太陽光発電所工事と利益率改善策で収益拡大へ
 九電工<1959.T>が堅調。東海東京調査センターでは、大型太陽光発電所工事と利益率改善策で収益拡大を予想。レーティングは「Outperform」を継続、目標株価は4200円とした。

 東海東京では、21/3期業績はほぼ横ばいを見込む。売上高は電気や空調工事の完工減を太陽光工事の増加でカバー。利益率は1年前から本格化した改善策の効果などで下げ止まり、営業利益は横ばい圏を見込んでいる。22/3期からは、宇久島太陽光発電所工事の貢献と工事利益率回復で明確に増益になると予想している。

★13:33  イオンファンタジー-SMBC日興が投資判断引き下げ 今後発表予定の中計での戦略を見守る段階
 イオンファンタジー<4343.T>が軟調。SMBC日興証券では、今後発表予定の中計での戦略を見守る段階と指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」→「2(中立)」に引き下げ、目標株価は3900円から2000円に引き下げた。

 業績予想を減額。(1)21/2期はCOVID-19影響(臨時休業、再開後の緩やかな回復、出店数引き下げ)を考慮、(2)22/2期以降は、日本は既存店成長見通しをやや引き下げ・固定費を増額、海外は各国とも既存店成長見通しと出店数の見通しを引き下げた。結果、21/2期営業損益は115億円の赤字(YoY▲147 億円)、22/2期は51億円(+166億円)へ修正。21/2期は4Qでの営業黒字・増益転換を予想している。なお賃料減免や固定費削減に取り組んでいるが、予想には織り込んでいないという。

★13:37  アルファクスFS-後場プラス転換 セルフレジ会計に関する特許取得
 アルファクス・フード・システム<3814.T>が後場プラス転換。同社は25日13時、セルフレジ(製品名「セルフショット」)会計に関する特許取得を発表した。

 「セルフショット」は、オーダー管理サーバーとなっている。利用客が各テーブルに設置してある端末バーコードやQRコードから表示されるスマホ画面などを操作して注文。テーブルに備えつけられた番号札やスマホで精算を行い、前会計にて会計が終了した時点で厨房に注文情報が表示されるとしている。
 
 今回の特許技術は、プリペイド方式のカードに現金をチャージしておけば、テーブルに設置してある端末にプリペイドカードの残額を表示して、注文するごとにプリペイドカードの残額が更新されるという。

 なお、株価は同時に発表した業績修正を受けて売りが先行したが、足元では特許取得を好感し買いに転換。一時前日比13%近く上昇する場面も見られた。


★13:42  JALなど-空運株が安い 米で旅行者に隔離命令 空運株が大幅安で連れ安
 日本航空<9201.T>、ANAホールディングス<9202.T>が大幅安。24日にNY株式市場において、アメリカン航空、ユナイテッド航空など空運株が大幅安となったことが材料。
 
 フロリダ、カリフォルニアなど複数の州で新型コロナウイルスの感染者数が過去最高を記録し、ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカット州では感染拡大地域からの旅行者に14日間の隔離命令を発動したことから、アメリカン航空は7%安、ユナイテッド航空は8%安と売り込まれた。
 
 旅客需要の回復にはまだ時間がかかるとの見方から、日本の空運株にも連想売りが出ている。安いところでJALは5%安、ANAは4%安を付ける場面があった。東証1部業種別騰落率では、空運株は13時39分時点で下落率トップとなっている。



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