前場コメント No.6  免疫生物、日産自、ロングライフ、中京医薬、島根銀行、京成

2020/06/29(月) 11:37
★9:33  免疫生物研究所-急騰 九大がカイコからコロナワクチン候補物質開発との報道で思惑
 免疫生物研究所<4570.T>が急騰。九州大学は26日、昆虫のカイコを使い、新型コロナウイルスワクチンの候補となるたんぱく質を開発することに成功したと発表した。

 同日配信された朝日新聞デジタルの記事によれば、「昆虫工場」による大量生産で、数千円で接種できるワクチンの臨床研究開始を来年度にもめざすとしている。

 同社は遺伝子組換えカイコを用いた抗HIV抗体などの研究を手がけており、思惑的な買いが入っているようだ。

★9:36  日産自動車-反落 子会社「ジヤトコ」を日本電産に売却へ=一部報道
 日産自動車<7201.T>が反落。一部メディアは同社子会社でAT(自動変速機)やCVT(無段変速機)を製造するジヤトコ(本社・静岡県富士市)の売却が検討されていると報じた。

 記事によれば、売却先としてモーター大手の日本電産<6594.T>が有力候補として浮上しているもよう。関係者が明らかにしたとしている。

★9:42  ロングライフHD-3日続落 上期経常赤字2.4億円 販管費増で赤字転落
 ロングライフホールディング<4355.T>が3日続落。同社は26日、20.10期上期(11-4月)の連結経常損益が2.4億円の赤字(前年同期は4800万円の黒字)だったと発表した。ホーム介護事業において、ブランディング強化などから販管費が増加し、セグメント経常赤字が拡大したことが響いた。

★9:43  中京医薬品-急騰 都内の新型コロナ感染者増加を懸念
 中京医薬品<4558.T>が急騰。国内での新型コロナウイルス感染症再拡大が材料視されているもよう。東京都によれば、28日の新規感染者数は60人だった。緊急事態宣言の解除後では最多となった。
 
 世界での感染者数も増加が続いており、米ジョンズ・ホプキンス大学の集計では全世界の感染者数が1000万人を超え累計の死者数は50万人に迫っているという。

 同感染症の拡大第2波が改めて懸念され、感染予防対策の関連銘柄に資金が向かっているようだ。昭和化学工業<4990.T>、川本産業<3604.T>も高い。

★9:44  島根銀行-大幅に4日続伸 プロジェクトカンパニーと取次パートナー契約締結 SBI系からの紹介で実現
 島根銀行<7150.T>が大幅に4日続伸。同社は26日に、プロジェクトカンパニーとの取次パートナー契約の締結およびローカルフォリオ並びにOne Terraceとの業務提携契約を締結したと発表した。これらは、SBIホールディングス<8473.T>との資本業務提携の具体化に伴うもの。

 プロジェクトカンパニーとのパートナー契約は、プロジェクトカンパニーに出資を行っているSBIインベストメント(東京都港区)からの紹介で実現した。このパートナー契約により、山陰両県で事業を営む顧客の新事業の成長支援を行う
 ローカルフォリオおよびOne Terraceとの業務提携は、SBIグループとの資本業務提携における法人の顧客向けの取り組みの一環としている。

★9:48  京成電鉄-野村が投資判断引き下げ 低めのPBR評価が妥当と判断
 京成電鉄<9009.T>が大幅安。野村証券では、低めのPBR評価が妥当と判断。投資評価は「Buy」→「Neutral」に引き下げ、目標株価は5000円から3500円に引き下げた。

 野村予想は新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ21.3期以降の業績予想を下方修正。運輸業の利益構成比が他社の私鉄に比べて高く、空港路線も保有するため、21.3期は121億円の営業損失と落ち込みが大きいと予想している。ただし、国際線の運航は21.3期下期から徐々に再開し、成田空港と都心を結ぶ高速鉄道は増便したことでシェアの拡大が見込め、成田空港の利用者が元の水準に回復しきらなくても、23.3期には19.3期並みの空港路線の旅客数に回復し、営業利益がほぼ感染拡大前の水準に戻ると予想している。


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