前場コメント No.9   東邦HD、スクロール、トヨタ、レーザーテク、テクマト、東製鉄

2020/07/27(月) 11:31
★10:26  東邦HD-3日続落 1Q営業益48%減 患者の受診抑制響く
 東邦ホールディングス<8129.T>が3日続落。同社は27日10時に、21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は17.7億円(前年同期比48.2%減)だったと発表した。

 医薬品卸売事業が、新型コロナウイルスへの感染を警戒した患者の受診抑制と緊急事態宣言下での営業自粛の影響により、減益となった。また、調剤薬局事業が患者の受診抑制に伴う処方せん応需枚数の減少により、減益となったことも響いた。

★10:32  スクロール-大幅高 生協宅配 非常時で利用急増との報道を材料視か
 スクロール<8005.T>が大幅高。24日付けの日経MJにおいて、新型コロナウイルスによる外出自粛で生活協同組合の宅配の利用が急増していると報じられたことが材料視されているようだ。

 記事によれば、5月の組合員向け報告書には利用人数が81万人と出ており、2月の74万人から一気に7万人も増えたようだとしている。

 同社は生協向けカタログ通販事業を手掛けており、生協の利用者増が業績に追い風との見方から買いが入っているもよう。

★10:37  トヨタ自動車-4日ぶり反発 部品会社に値下げ要請=日経
 トヨタ自動車<7203.T>が4日ぶり反発。27日付けの日本経済新聞朝刊は、同社が一部の部品メーカーに、部品価格の引き下げを求めていることが分かったと報じた。

 年に2回(4月、10月)価格の見直しをしているが、途中の値下げ要請は異例。新型コロナウイルスの感染拡大による業績悪化や原材料の値下げで、一段のコスト削減に踏み込む。同社は2次下請けまででも約4万社と取引があり、幅広い製造業の収益に影響が出る可能性があるとしている。

★10:40  レーザーテック-大幅安 インテル7nmプロセス製品の開発に遅れ 設備投資への影響を懸念
 レーザーテック<6920.T>が大幅安。米Intelが23日に、7nmプロセス製品の開発が計画より遅れていると公表したことが材料視されているようだ。

 7nmプロセス製品にはEUV(極端紫外線)技術が不可欠とされている。同社ではEUV露光装置に対応したマスクブランクス検査装置を供給していることから、インテルの7nmプロセス製品開発の遅れが、設備投資にも影響を与えることを懸念した売りが優勢となっている。

★10:55  テクマトリックス-底堅い 子会社がロゼッタとAI翻訳事業で提携
 テクマトリックス<3762.T>が底堅い。同社は27日10時、連結子会社の沖縄クロス・ヘッドとロゼッタ<6182.T>がビジネス向け高品質AI翻訳事業で提携すると発表した。

 今回の提携では、ロゼッタが開発したAI自動翻訳サービス「T-4OO」および「Premium T-4OO」の代理店として、沖縄クロス・ヘッドが販売を行う。今後、両社の強みを組み合わせ、業務の効率化と情報セキュリティ対策を軸に、サービス向上と顧客支援に努めるとしている。

★11:00  東京製鉄-反落 1Q営業益21%減 製品出荷数量の落ち込み響く
 東京製鉄<5423.T>が反落。同社は22日に、21.3期1Q(4-6月)の営業利益は32.4億円(前年同期比21.4%減)だったと発表した。上期の会社計画42.0億円に対する進ちょくは77.1%。

 製品出荷数量の落ち込みが響いた。ただし、1-3月期と比べて製品輸出が増えたことや国内の建設工事の中断が懸念したほど長引かなかったことなどにより、製品出荷数量が想定ほど落ち込まなかったことから、計画は上回ったとしている。


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