前場コメント No.7   医学生物、ニチレキ、メルコ、日清粉G、マクドナルド、MK精工

2020/07/29(水) 11:33
★9:35  医学生物学研究所-急落 1Q営業益3%減 試薬事業の減益響く
 医学生物学研究所<4557.T>が急落。同社は28日に、21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は3.5億円(前年同期比3.2%減)だったと発表した。

 試薬事業が、LSTR事業の売上高が新型コロナウイルスのパンデミックにより世界的に研究活動が停止した影響で少したことなどにより、減益となったことが響いた。

★9:38  ニチレキ-3日ぶり反落 NTT東などと「smart 路面点検サービス」提供開始
 ニチレキ<5011.T>が3日ぶり反落。同社は28日に、NTT<9432.T>傘下の東日本電信電話およびエヌ・ティ・ティ・コムウェアと、「真に緊急性を要する要修繕箇所を自動的に見出す技術」を基とするAIによる局部損傷診断技術を完成させたと発表した。

 さらに、エヌ・ティ・ティ・コムウェアの「道路不具合検出システム」と、IoTを活用した位置情報サービスを組み合わせ、路面性状測定車を用いた安価な点検・評価方法を確立。この安価・高性能な「smart路面点検サービス」の提供を8月1日より開始するとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★9:48  メルコHD-急落 1Q営業益16%減 IT関連事業の減益響く
 メルコホールディングス<6676.T>が急落。同社は28日に、21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は10.3億円(前年同期比15.7%減)だったと発表した。IT関連事業が、Wi-Fi関連商品やストレージ商品を中心として販売台数は前年を超えたものの売上原価が上昇したことなどより、減益となった。また、金融事業が赤字となったことも響いた。

★9:49  日清製粉G-反発 1Q営業益17%減 製粉事業の低調響く 通期見通しは据え置き
 日清製粉グループ本社<2002.T>が反発。同社は28日、21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益が51.9億円(前年同期比16.7%減)だったと発表した。国内製粉事業の販売収益悪化、および海外製粉事業の販売低調などによる収益悪化が響いた。

 通期の業績予想は据え置いたほか、21.3期年間配当についても1円増配予想を据え置いていることから、株価は買いが優勢となっている。

★9:50  マクドナルド-急落 米マクドナルドによる株式売却方針を嫌気
 日本マクドナルドホールディングス<2702.T>が急落。日本経済新聞電子版は29日7時6分、米マクドナルドが28日に同社株式の一部を売却する方針を明らかにしたと報じた。28日の2020年4~6月期決算の電話会見で表明したという。

 記事によれば、米マクドナルドは同社の保有比率を現在の約50%から35%程度まで減らす。日本法人の経営の独立性を高めつつ、グローバルの投資戦略を柔軟にして新型コロナウイルス危機からの立て直しを図るとしている。この売却方針を受け、株価は需給悪化の懸念から売りが殺到している。

★9:50  エムケー精工-続伸 今期営業益41%減見込む 1Q営業益は19%増
 エムケー精工<5906.T>が続伸。同社は28日、未定としていた21.3期通期の連結営業利益を6.0億円(前期比40.7%減)だと発表した。

 21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は3.1億円(前年同期比19.3%増)だった。自動車向け洗車機やオイル機器は軟調だったが、一般家庭向けの電子レンジ置台やパン焼き機が、インターネット販売を中心に好調に推移したことが寄与した。販管費が前年同期に比べ減少したことも利益を押し上げた。なお、株価は1Qの増益を好感した買いが優勢となっている。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,653.13 -806.95
TOPIX 2,667.49 -43.24
グロース250 643.55 -12.05
NYダウ 38,460.92 -42.77
ナスダック総合 15,712.75 +16.11
ドル/円 155.47 +0.16
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ