前場コメント No.5   KIMOTO、テクノHR、JR東海、JCRファーマ、大和証G、東レ

2020/08/03(月) 11:38
★9:14  KIMOTO-売り気配 1Q営業赤字拡大 IoT関連製品の受注減響く
 KIMOTO<7908.T>が売り気配。同社は7月31日に、21.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は2.5億円の赤字(前年同期は0.6億円の赤字)だったと発表した。新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大などの影響によりIoT関連製品の受注が減少し減収となったことが響いた。

★9:14  テクノホライゾン-売り気配 1Q営業赤字拡大 市況悪化で利益率低下
 テクノホライゾン・ホールディングス<6629.T>が売り気配。同社は7月31日に、21.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は5100万円の赤字(前年同期は4400万円の赤字)だったと発表した。電子事業が、市況悪化の影響で利益率が低下し、大幅な減益となったことが響いた。

★9:14  JR東海-10日ぶり反発 1Q営業赤字836億円 運輸収入81%減も織り込み済み
 JR東海(東海旅客鉄道)<9022.T>が10日ぶり反発。同社は7月31日、21.3期1Q(4-6月)の連結営業損益が836億円の赤字(前年同期は2062億円の黒字)だったと発表した。

 外出および移動の自粛などの影響により運輸収入が前年同期比81.2%減の2873億円となったことが響いた。通期の業績予想は未定としている。なお、株価は業績悪化を織り込んで年初来安値を連日割り込む水準まで下落しており、きょうは買いが優勢となっている。

★9:15  JCRファーマ-3日ぶり反発 新型コロナワクチン原液の国内製造に関しアストラゼネカと協議開始
 JCRファーマ<4552.T>が3日ぶり反発。同社は7月31日に、アストラゼネカ(大阪市北区)が開発中のアデノウイルスベクターを用いたCOVID-19に対するワクチンについて、国内における原液製造に関し、アストラゼネカと協議を進めると発表した。

 同社は、バイオ医薬品の製造技術を有する製薬会社として、同社の遺伝子治療の研究に携わっている研究員も参画し、早期に同ワクチンの国内安定供給に向け、原液の製造を加速するとしている。

 併せて、独自の血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo」を適用した、ムコ多糖症1型(ハーラー、ハーラー・シャイエ、シャイエ症候群)治療酵素製剤(血液脳関門通過型遺伝子組換え α-L-イズロニダーゼ)〕について、今回、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に臨床第1/2相試験の治験計画届を提出し、所定の調査が終了したと発表した。
 この試験は、同社にとって初となるグローバル臨床試験という。ブラジル、米国に先行し、9月より日本での開始を目標にしている。

★9:17  大和証券G-4日ぶり反発 1Q最終利益9%増 ホールセール部門での収益が拡大
 大和証券グループ本社<8601.T>が4日ぶり反発。同社は7月31日、21.3期1Q(4-6月)の連結最終利益は175.5億円(前年同期比9.2%増)だったと発表した。

 新型コロナウイルス感染症の影響から、訪問自粛に伴いリテール部門における商品販売が減少したが、ホールセール部門においてグローバル・マーケッツでのFICC(債券・為替・商品)収益が大幅増加し、海外部門は全地域で黒字を確保した。不動産アセットマネジメントビジネスの拡大も寄与した。

★9:17  東レ-6日ぶり反発 21.3期1Qの事業益7割減 11年ぶり低水準=日経
 東レ<3402.T>が6日ぶり反発。3日付けの日本経済新聞朝刊は、同社の2020年4~6月期の本業のもうけを示す連結事業利益(国際会計基準)は110億円前後だったようだと報じた。

 前期までの日本基準の営業利益と比較し、前年同期から7割減り、四半期ベースで約11年ぶりの低水準だ。コロナ禍で主力の繊維事業で自動車や衣料品向けが不振だった。炭素繊維複合材料も航空機向けが苦戦した。4~6月期の連結決算を8月7日に発表する予定。21年3月期の業績予想を据え置く公算だとしている。しかし、株価は下落が続いていたこともあり、悪材料出尽くしで買いが入っている。


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