前場コメント No.9   シンバイオ、電響社、ミルボン、ZOZO、三井E&S、コンテック

2020/08/06(木) 11:36
★9:56  シンバイオ-急落 上期営業赤字18億円 トレアキシンの自社販売体制構築費用が重荷
 シンバイオ製薬<4582.T>が急落。同社は5日、20.12期上期(1-6月)の連結営業損益が18.4億円の赤字(前年同期は20.2億円の赤字)だったと発表した。トレアキシンの自社販売体制への切り替えに伴う投資費用などが響いた。

★9:57  電響社-急騰 1Q営業黒字転換 巣ごもり需要で生活関連商品が伸長
 電響社<8144.T>が急騰。同社は5日、21.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は1億9700万円の黒字(前年同期は8000万円の赤字)だったと発表した。
 
 実店舗でのインバウンド需要が低迷する一方で、生活様式の変化による巣ごもり需要を受け、ECサイトでの購入が拡大したことから生活関連商品が伸長した。売上総利益率の改善や販管費の見直しも寄与した。
 
 なお、株価は同決算を好感して一時前日比17%超上昇する場面もみられた。

★10:00  ミルボン-急騰 今期営業益12%減見込むも市場コンセンサス上回る
 ミルボン<4919.T>が急騰。同社は5日に、未定としていた20.12期通期の連結営業利益を59.3億円(前期比12.2%減)にすると発表した。新型コロナウイルス感染拡大は、3Qから緩やかに収束に向かうと仮定して業績予想を算定した。市場コンセンサスは57.0億円。

 20.12期上期(1-6月)の連結営業利益は23.9億円(前年同期比22.8%減)だった。緊急事態宣言発出による美容室の営業制限や来店顧客の減少など厳しい状況のなか、染毛剤やヘアケア用剤の売り上げが減少したことが響いた。

 併せて、20.12期の期末配当予想を29円(前期は29円)にすることも発表した。年間配当は56円(前期は56円)となる。

★10:04  ZOZO-SMBC日興が目標株価引き上げ 1Q後のGMV鈍化をやはり懸念
 ZOZO<3092.T>が反発。SMBC日興証券では、悲観視するほどではないものの、1Q後の GMV鈍化をやはり懸念。投資評価は「3(アンダーパフォーム)」を継続、目標株価は2100円から2500円に引き上げた。

 営業利益予想増額の主因は、従来予想を16億円上振れた1Qの反映と、そこで確認された倉庫オペレーション関連コストのコントロール等を反映。一方、株式市場の注目点はGMV成長率と指摘。21/3期1Qはアパレル店舗休業とそれによる過剰在庫によりZOZOTOWNシフト、消費者のリベンジ消費やクリアランスセールの前倒し等の好条件がそろっていたという。一定のデジタルシフトは続いても GMV成長率は徐々に鈍化と考えている。

★10:05  三井E&S-大幅安 1Q営業赤字151億円 市場コンセンサス下回る
 三井E&Sホールディングス<7003.T>が大幅安。同社は5日、21.3期1Q(4-6月)の連結営業損益が151億円の赤字(前年同期は22億円の黒字)だったと発表した。市場コンセンサスは105億円の赤字。船舶部門が改善した一方で他の部門で減益となったことが影響した。

★10:18  コンテック-急騰 1Q営業益5.1倍 増収やコストダウンが寄与
 コンテック<6639.T>が急騰。同社は5日に、21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は4.4億円(前年同期比5.1倍)だったと発表した。上期の会社計画6.2億円に対する進ちょくは71.5%。

前期に受注した物流関連向け産業用コンピュータの大型案件を計上したことなどにより、売上高が増加した。また、コストダウンも寄与した。


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