前場コメント No.9   日ロジテム、音通、ファイズHD、トランスコスモ、LINK&M、Vテクノロジー

2020/08/11(火) 11:38
★10:02  日本ロジテム-ストップ安売り気配 今期営業益37%減見込む 1Qは18%減で着地
 日本ロジテム<9060.T>がストップ安売り気配。同社は7日に、未定としていた21.3期通期の連結営業利益を7.0億円(前期比37.1%減)にすると発表した。全般的な荷動き低下の影響を受けることなどから、減収となる見通し。また、人件費の増加、感染症に関する対策費用の発生なども響く。

 21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は1.9億円(前年同期比17.7%減)だった。人手不足や働き方改革への対応に伴い人件費が上昇したこと、物流センター内における流通加工業務の取り扱いが減少し、センター事業が損失計上となったことに加えて、感染症対策関連の費用が発生したことが響いた。

★10:08  音通-急騰 通期営業益を上方修正 1Qは7.1倍 食料品など小売事業が好調
 音通<7647.T>が急騰。同社は7日、未定としていた20.3期通期の連結営業利益予想を2.7億円(前期比2.5倍)だと発表した。

 スポーツ事業およびカラオケ関係事業は施設の休業や顧客の営業自粛に伴う営業活動の縮小を余儀なくされたが、食料品・生活雑貨小売事業において来店客数が昨年実績を大幅に上回って推移している。

 21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は1.3億円(前年同期比7.1倍)だった。

★10:10  ファイズHD-急落 1Q営業黒字転換も材料出尽くし
 ファイズホールディングス<9325.T>が急落。同社は7日に、21.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は1.8億円の黒字(前年同期は0.3億円の赤字)だったと発表した。

 ECソリューションサービス事業が、ネット通販会社向け物流センターでの入出荷量が「巣ごもり消費」拡大で堅調に推移したことなどが寄与した。しかし、株価は決算期待で上昇していたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★10:13  トランス・コスモス-SMBC日興が目標株価引き上げ DX化の進展によるDEC・BPOサービスの加速に注目
 トランス・コスモス<9715.T>が反発。SMBC日興証券では、DX化の進展によるDEC・BPOサービスの加速に注目。投資評価は「2(中立)」を継続、目標株価は2600円から3300円に引き上げた。

 1Q決算にて、(1)COVID-19によるコールセンターの稼働率低下懸念が払拭、(2)既存業務では価格転嫁や生産性改善の進展で利益率が改善、(3)公共関連を中心としたスポット案件が2Q以降も続くことが確認され、これを踏まえて予想を増額修正。21/3期営業利益は 129億円(YoY+20%、会社計画:未公表)、22/3期は132億円(+2%)を予想。なお、22/3期は 21/3期の大型スポット案件の反動減を見込んで微増益と予想している。

★10:16  リンク&モチベーション-急落 今期営業赤字27億円見込む 研修などのキャンセル響く
 リンクアンドモチベーション<2170.T>が急落。同社は7日、未定としていた20.12期通期の連結営業損益予想(IFRS)を27.0億円の赤字(前年同期は20.1億円の黒字)だと発表した。

 集合型研修などの延期、キャンセル、全国一斉教室休校に伴う新規入会者数の減少、国内人材紹介・派遣稼働人数の減少など、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う影響を大きく受けたことが響いた。

 20.12期上期(1-6月)の連結営業利益は7.7億円(前年同期比47.9%減)だった。

★10:20  Vテクノロジー-急騰 1Q営業益68%減もコンセンサス上回る
 ブイ・テクノロジー<7717.T>が急騰。同社は7日、21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は11.9億円(前年同期比68.0%減)だったと発表した。

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けつつも、主要顧客である中国の大手FPD(フラットパネルディスプレイ)メーカーの多くが、感染防止対策を講じながらパネル製造および新工場などの立ち上げを再開したことから、1Qにおける受注金額は前年同期を上回った。

 なお、株価は1Q営業利益のコンセンサス予想3.0億円を上回ったことなどが好感され、買われる展開となっている。


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