後場コメント No.3  グロバル社、テクマト、オーミケンシ、プロルート、芝浦電子、メルカリ

2020/08/27(木) 15:20
★13:55  THEグローバル社-続落 20.6期最終損益を下方修正 48億円の赤字に拡大
 THEグローバル社<3271.T>が続落。同社は26日、20.6期通期の連結純損益予想を従来の34.1億円の赤字から48.4億円の赤字(前の期は6.3億円の黒字)に修正すると発表した。
 
 貸倒引当金繰入額11.0億円、ホテル市場の低迷を受けて時価を保守的に見積ったことにより生じた棚卸資産評価損7.8億円および収益性が低下した事業用資産について行った減損処理に伴う減損損失4.9億円を特別損失に計上したことから、前回予想を下回る見通し。

★14:02  テクマトリックス-4日ぶり反発 傘下がオンライン会議開催スケジュールの同期サービス開始
 テクマトリックス<3762.T>が4日ぶり反発。同社は27日10時、連結子会社のクロス・ヘッドが、サイボウズ<4776.T>が提供する製品と各社サービスの機能連携を実現する「CROSSLink365」シリーズの新機能として、「Microsoft Teams」のオンライン会議開催スケジュールとの同期を実現するサービスの提供を開始すると発表した。

 これにより、サイボウズ「Garoon」のスケジュールから「Teams」の「予定表」へのスケジュール同期が可能となり、オンライン会議開催スケジュール登録の手間を軽減し利便性の向上を実現するとしている。


★14:04  オーミケンシ-ストップ高買い気配 タイヤ向け新素材開発との日経報道を好感
 オーミケンシ<3111.T>がストップ高買い気配。27日付の日本経済新聞朝刊において、同社がパンクしても一定距離を走れる「ランフラットタイヤ」向けの新素材を開発したと報じられたことが好感されているようだ。
 
 記事を好感するかたちで株価は買い気配でスタートすると、そのまま制限値幅の上限となる457円まで気配値を切り上げた。9時43分にいったん寄り付いたものの、その後は再び買いが集まり、ストップ高買い気配となっている。14時時点で58万株の買い越し。

★14:09  プロルート丸光-後場急騰 JTBと新型コロナ抗体検出キットの販売協力契約締結
 プロルート丸光<8256.T>が後場急騰。同社は27日14時、JTB(東京都品川区)と新型コロナウイルスIgG/IgM抗体検出キットの販売に関する協力契約を締結したと発表した。
 
 今回、同社株主を通じてJTBの紹介があったという。JTBは広範なネットワーク活かして多くの企業に向けてさまざまなソリューションを展開しており、感染症対策として業界の健全な発展に本キットが一助になるということ、および同社にとっても新たな販路の拡大に繋がるということから、販売協力契約に至ったとしている。

★14:25  芝浦電子-いちよしが投資判断引き上げ コスト削減効果が想定以上
 芝浦電子<6957.T>が大幅高。いちよし経済研究所では、コスト削減効果が想定以上として、レーティングを「B」から「A」へ、フェアバリューを2700円から3000円に引き上げた。

 同社は温度センサーなどに使われるNTCサーミスタの専業大手。いちよしでは、人件費や経費の削減効果から利益の落ち込み幅は想定よりも限定的とコメント。需要全般は引き続き弱いものの、電動化進展によりモーター向けなど自動車用は拡大が見込まれるとしており、利益予想を上方修正している。

★14:29  メルカリ-3日ぶり反発 ルクソール・キャピタル・グループが大株主に浮上 8.65%保有
 メルカリ<4385.T>が3日ぶり反発。同社株について、ルクソール・キャピタル・グループが新たに5%超を取得し、大株主となったことが材料視されているもよう。8月26日分公表の大量保有報告書(5%ルール)で判明した。保有割合は5.05%。さらに27日には、8.65%まで買い増していることも明らかになっている。

 株価はファンドの買い増しを好感した買いが優勢となっている。


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