後場コメント No.2  ブラス、あさひ、ユニチャーム、三陽商、電通G、バルクHD

2020/09/07(月) 15:02
★13:07  ブラス-一時ストップ高 ブライダル関連の買戻し目立つ ワタベも高い
 ブラス<2424.T>が一時ストップ高。EC関連などコロナ禍で急騰してきた銘柄への売りが続く一方で、売り込まれていたブライダル関連銘柄を買い戻す動きがでている。

 東海地方中心に貸切型ゲストハウスによるハウスウエディング事業を手がける同社は、後場に一時ストップ高となる499円を付けた。そのほか、ワタベウェディング<4696.T>は高いところで前日比5%高、アイ・ケイ・ケイ<2198.T>は同5%高となっている。

 きょうは前場にマッチングサービスのパートナーエージェント<6181.T>がコロナ禍においても、日別入会数で過去最高を更新したとの足もと動向を発表したことで、一時ストップ高を付ける場面があり、こうした値動きが支援材料となっている側面もあるようだ。

★13:16  あさひ-後場下げ幅縮小 8月度既存店売上高は31%増
 あさひ<3333.T>が後場下げ幅縮小。同社は7日13時、8月度の既存店売上高は前年同月比31.4%増、既存店客数は同16.9%増、既存店客単価は同12.4%上昇だったと発表した。8月は東京都に上落合店が1店舗出店し、退店はないとしている。

★13:17  ユニ・チャーム-SMBC日興が目標株価引き上げ 中期的な利益成長は大人用紙おむつの海外拡販が鍵
 ユニ・チャーム<8113.T>が続落。SMBC日興証券では、中期的な利益成長は大人用紙おむつの海外拡販が鍵と指摘。投資評価は「2(中立)」を継続、目標株価は3500円から4150円に引き上げた。

 20/12期を最終年度とする現中計の売上目標8000億円は未達に終わると予想しているが、営業利益率15%は達成可能とみている。ベビー・大人用紙おむつ、生理用品、マスクなど幅広いヘルスケア製品群を持ち、新型コロナウイルス感染対策の長期化を受けて、株式市場では成長期待が高まっていると指摘。今後の論点は、製品の需要増を一時的なものにせず、中期的な利益成長を見込めるかどうかとみて、21/12期を初年度とする新中計に注目。成長の鍵は大人用紙おむつとみている。

★13:21  三陽商会-反発 婦人服4ブランドから「抗ウイルス加工を施したカットソー」4型発売
 三陽商会<8011.T>が反発。同社は7日、「アマカ」「エヴェックス バイ クリツィア」など婦人服の4ブランドから、「抗ウイルス加工を施したカットソー」4型を発売すると発表した。

 抗ウイルス性に加えて、室内干しでもイヤな臭いがしにくい抗菌防臭性と汗などの臭いを軽減する消臭性も併せ持つ加工を施したという。9日から全国百貨店および直営オンラインストア「サンヨー・アイストア」より発売するとしている。

★13:30  電通G-後場急騰 コーツIOC調整委員長「東京五輪開催の意向」との報道で動意 セレスポはS高
 電通グループ<4324.T>が後場急騰。時事通信は7日12時59分、来夏に延期された東京五輪の準備状況を監督する国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長は同日、「新型コロナウイルスにかかわらず、東京五輪は開催するだろう」と述べたと報じた。AFP通信の電話取材に答えたもよう。

 報道を受け、同社は後場急騰。関連銘柄としてアシックス<7936.T>も後場上げ幅を拡大している。スポーツイベントなどの企画・設営が主力セレスポ<9625.T>は後場ストップ高買い気配となっている。

★13:32  バルクHDなど-大幅高 デジタル庁創設構想でITBOOKストップ高に連れ高
 バルクホールディングス<2467.NG>、ラック<3857.T>が大幅高。菅官房長官によるデジタル庁創設構想を受けて、ITbookホールディングス<1447.T>がきょう制限値幅上限となる630円買い気配となっているなか、同社と業務提携する両社が連れ高している。

 バルクホールディングスは2015年8月、ラックは2015年9月にITbookと業務提携しており、関連銘柄として買いが入っているようだ。


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