後場コメント No.3  任天堂、住友鉱、ダイヤHD、NTTドコモ、サン電子、三桜工

2020/09/09(水) 15:02
★13:37  任天堂-後場プラス転換 スイッチ生産台数さらに引き上げ 最大約3000万台に=BBG
 任天堂<7974.T>が後場プラス転換。ブルームバーグは9日13時15分、同社が家庭用ゲーム機「スイッチ」の組み立て業者に対して生産台数の引き上げを再度要請しており、21.3期の目標を最大約3000万台に設定したことが複数の関係者への取材で明らかになったと報じた。

 記事では、関係者が匿名を条件に、8月初めには目標生産台数を約2500万台に引き上げていたものの供給不足は解消されておらず、組み立て業者の工場稼働率は現在120%に達していると話したとしている。

★13:37  住友金属鉱山-SMBC日興が目標株価引き上げ 金属市況上昇の追い風が吹く
 住友金属鉱山<5713.T>が小幅安。SMBC日興証券では、金属市況上昇の追い風が吹くと指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は3700円から4000円に引き上げた。

 21/3期の税引前利益を257億円から621億円に上方修正(会社計画は480億円)。予想の増額修正は、(1)前回予想時から金属市況見通しを大幅に引き上げたことが大きい(銅を5400ドル/トン→6300ドル/トン、ニッケルを5.6ドル/lb→6.4ドル/lb、金を1760ドル/oz→1900ドル/oz)。(2)また、Sierra Gorda鉱山の赤字縮小幅が想定よりも大きいことを考慮。会社計画を超過すると見込んでいるのは、会社側の前提が銅5835ドル/トン、ニッケル5.9ドル/lb、金市況1778ドル/ozであるためという。

★13:38  ダイヤモンドエレクトリックHD-ストップ高買い気配 中期経営計画「DSA2021再点火反転攻勢版」を好感
 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699.T>がストップ高買い気配。同社が8日に発表した中期経営計画「DSA2021再点火反転攻勢版」が好感されている。

 「DSA2021再点火反転攻勢版」では、2023年度の売上高は1000億円、2024年度に営業利益率6%、ROE15%以上にする目標を掲げた。それに向け、点火コイルシェア世界一、電子・車載電装事業の売上高比率5割達成、IoTを軸とした新規事業創出などの戦略を実施するとしている。これを受け、同社の業績および事業拡大の期待から買いが集まっている。

★14:05  NTTドコモ-反落 ゆうちょがドコモ口座の登録停止 連携銀行過半が停止
 NTTドコモ<9437.T>が反落。ゆうちょ銀行<7182.T>は9日、「ドコモ口座」を使った預金の不正引き出しを受けて同口座の新規口座登録および口座変更を同日9時40分から、当面の間停止すると発表した。

 同日11時49分の朝日新聞デジタル記事によれば、9日未明までに計17銀行の口座連携を停止させた。ドコモ口座と口座連携している銀行はメガバンク2行を含めて35行。ゆうちょ銀行を含めると、連携中断は過半の18行となったとしている。

★14:05  サン電子-後場プラス転換 オアシスが同社新株予約権の発行差し止め訴訟を提起
 サン電子<6736.T>が後場プラス転換。同社は9日13時、2020年1月6日に第三者割当により発行した第8回新株予約権および第1回無担保転換社債型新株予約権付社債の新株予約権部分について、同社株主であるオアシス(英国ケイマン諸島)が、7月6日に同社に対し、これらの発行を無効とし、かつ、これらの行使に基づく新株の発行を差し止める旨の訴訟を提起したと発表した。

 株価は差し止めにより新株予約権の発行が停止になれば、希薄化懸念が和らぐとの思惑から買いが向かっている。

★14:06  三桜工業-プラス転換 スーパーコンピュータ「富岳」に同社の冷却水用樹脂配管製品が採用
 三桜工業<6584.T>がプラス転換。同社は9日14時、同社製品「冷却水用樹脂配管製品」が理化学研究所と富士通<6702.T>により共同開発されたスーパーコンピュータ「富岳」に採用されたと発表した。

 自動車部品生産の分野で培った、寸法精度を要求される精密な射出成形技術と難易度の高い溶着技術を応用し、自動車用部品以外で初めてとなる樹脂製品の製品化に成功したとしている。


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