東芝-売り気配 キオクシア上場延期を正式発表 適切な時期を引き続き検討
東芝<6502.T>が売り気配。複数のメディアにおいて27日、キオクシアホールディングス(旧東芝メモリホールディングス)が10月6日に予定していた東京証券取引所への上場を延期する方針を固めたと報じられた。
同日配信された日本経済新聞電子版の記事によれば、大口取引先である中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)に対する米政府の取引規制で先行きへの不透明感が高まっているため、上場の時期を慎重に検討するようだ。関係者によると、上場計画は取りやめず、年末か年明けメドに改めてタイミングを探るとしている。
なお、キオクシアは28日、東京証券取引所への上場を延期すると正式に発表した。適切な上場式を引き続き検討するとしている。
同社はキオクシアに約40%出資している。キオクシア株の売却益の過半を株主還元に充てる方針を表明しており、株価は上場延期による株主還元の遅れを嫌気した売りが優勢となっている。
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