前場コメント No.6  ミンカブ、ハニーズ、理ビタミン、神戸物産、NTTデータ、前田工繊

2020/09/30(水) 11:30
★9:34  ミンカブ-急騰 QUICKと業務提携を発表
 ミンカブ・ジ・インフォノイド<4436.T>が急騰。同社は29日、日本経済新聞社グループのQUICK(東京都中央区)と、同社およびQUICKの資産およびノウハウを用い、相互に協力関係を構築することで、競争力を高め、双方の事業を発展させることを目的とする業務提携に合意したと発表した。

 QUICKサービスに同社が提供する各種ニュース、金融機関営業員向け情報ソリューション「MINKABU Sales-Cue」、2019年12月末に子会社化したProp Tech plusが有するREIT情報、2020年6月末に子会社化したロボット投信が開発した投資信託分析ツール「MINKABU FUND ANALYTICS」、などの同社グループが有する各種ソリューションを連携させるとしている。

★9:47  ハニーズHD-3日続伸 1Q営業益10%減も悪材料出尽くし
 ハニーズホールディングス<2792.T>が3日続伸。同社は29日、21.5期1Q(6-8月)の連結営業利益が7.1億円(前年同期比9.6%減)だったと発表した。7月以降は新型コロナウイルス感染症再拡大に伴う客数減少や相次ぐ天候不順の影響により、減収となったことが響いた。

 なお、株価は業績悪化を織り込んで、コロナショック後につけた年初来安値928円近辺まで下落していたことから、悪材料出尽くしによる買いが優勢となっている。

★9:48  理研ビタミン-続落 21.3期第1四半期報告書の提出期限延長を申請
 理研ビタミン<4526.T>が続落。同社は30日9時、21.3期第1四半期報告書の提出期限延長に係る承認申請書を提出したと発表した。

 中国子会社におけるエビの加工販売の取り引きに係る事実関係ついて、業績修正および監査手続きに時間を要するため、9月30日までに21.3期1Q(4-6月)の連結財務諸表作成が完了しないことが理由とした。なお、同申請書が承認された場合、提出期限は10月16日に延びるとしている。

★9:49  神戸物産-反落 25日線の下げやフシ達成を意識、日柄調整の公算も
 神戸物産<3038.T>が反落。目先波動は9/15に形成した「十字足」に近いパターンからの反発局面にある。一方、すでに25日線(5896円)付近まで戻りており、きょうは同線に押し戻される格好となっている。25日線はしばらく下落基調が続く可能性が高いことや、6月にもみ合いとなった際の下限レベルのフシでもあり、日柄調整局面入りも想定されるところだ。
 同社は9/28、8月度の売上高が前年同月比12.1%増の269.7億円だったと発表している。なお、10/31を基準日として普通株式1株につき2株の割合で分割が行われる。

★9:52  NTTデータ-大幅安 NTTのドコモTOBで同社の再編期待は剥落
 NTTデータ<9613.T>が大幅安。NTT<9432.T>が29日、NTTドコモ<9437.T>に対しTOB(公開買い付け)を実施すると発表したことが手がかり。

 同社にも親子上場解消の思惑から29日には一時買いが入る場面があったものの、TOBに要する費用が4兆円超と巨額であることに加え、必要資金を金融機関からの借り入れでまかなう方針が明らかになったことで、NTTが同社に対しても親子上場の解消を図る可能性は当面低くなったとの見方から売りが優勢となっている。株価は安いところで5%超下げる場面があった。

★9:52  前田工繊-東海東京が目標株価引き上げ  21/9期はソーシャルインフラ事業の伸び見込む
 前田工繊<7821.T>が反落。東海東京調査センターでは、21/9期はソーシャルインフラ事業の伸び見込む。レーティングは「Outperform」を継続、目標株価は2400円から3100円に引き上げた。

 21/9期業績について、前回予想をわずかながら上方修正し、売上高443億円、営業利益 53.5億円と予想。ソーシャルインフラ事業において、土木製品は災害復興・復旧に伴い堅調に推移する見通し。不織布関連製品のマスク、医療用ガウン向けへの伸びが見込んでいる。不織布はこれまでユーザーへの部材としての提供が中心であったものの、最終製品を自社で製造・販売することで利益率がアップすると考えている。


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