前場コメント No.9   ナノキャリア、技研製、イオレ、サンドラッグ、コーナン商事、シライ電子

2020/10/12(月) 11:36
★10:58  ナノキャリア-続伸 コロナ禍で遅れていた「NC-6300」の10例目患者登録完了
 ナノキャリア<4571.T>が続伸。同社は12日10時20分、新型コロナウイルスの影響などから遅れが生じていた「NC-6300」の血管肉腫を対象とした米国での拡大臨床試験について、今回10例目の患者登録が完了したと発表した。

 「NC-6300」の内包成分であるエピルビシンは、殺細胞効果に加えて、免疫原性細胞死の誘導作用を有することが報告され注目されており、引き続き本剤の製剤価値向上を目指し、ライセンス・申請に向けた活動を推進するとしている。

★11:01  技研製作所-大幅安 今期営業益26%増見込むも中計目標を大幅下方修正
 技研製作所<6289.T>が大幅安。同社は9日、21.8期通期の連結営業利益予想を31.5億円(前期比26.1%増)だと発表した。併せて、2018年10月に公表した中期経営計画について、最終年度にあたる21.8期の計画を従来の売上高400.0億円、営業利益87.0億円から、同271.0億円、31.5億円に修正した。

 20.8期通期の連結営業利益は25.0億円(前の期比62.6%減)だった。株価は中計の大幅下方修正を嫌気した売りが優勢となっている。

★11:08  イオレ-下げ幅縮小 日本初の運用型求人広告プラットフォームをリリース
 イオレ<2334.T>が下げ幅縮小。同社は12日11時、日本初の運用型求人広告プラットフォーム「HR Ads Platform(HR アドプラットフォーム)」を発表した。

 「HR Ads Platform」は運用型広告の手法を用いており、求人企業が予算上限や掲載条件などを設定して入札を行うと、独自のアルゴリズムで適切な掲載先・掲載順位・タイミングを自動選定するという。また、今後のアップデートではさらに複数のメディアとの連携も予定している。

★11:17  サンドラッグ-野村が目標株価引き上げ 調剤薬局と新規出店の加速が待たれる
 サンドラッグ<9989.T>が小幅安。野村証券では、調剤薬局と新規出店の加速が待たれると指摘。投資評価は「Neutral」を継続、目標株価は3900円から4400円に引き上げた。

 21.3期の野村予想を上方修正。巣籠り特需により食品が豊富なディスカウントストア事業の足元販売が想定以上に好調な点を踏まえた。年末までは現状の生活スタイルが大きく変わらないと想定するも、人々の外出が増え生活が徐々に正常化してきており、今後、巣籠り特需は剥落すると予想。21.3期Q4(21年1~3月期)はコロナ関連特需の反動減で営業減益を予想している。22.3期連結営業利益は食品中心に巣籠り特需の反動減を見込み、営業減益と予想。ただし、都心の休業店舗と駅前店の業績回復で郊外反動減の悪影響を一定相殺できるため、従来予想比では微修正とした。

★11:17  コーナン商事-3日ぶり反落 通期営業益を上方修正も材料出尽くし
 コーナン商事<7516.T>が3日ぶり反落。同社は9日、21.2期通期の連結営業利益予想を従来の205.0億円から298.0億円(前期比48.5%増)に引き上げると発表した。

 新型コロナウイルス感染症の流行に伴いマスクなどの感染防止用品の売り上げが大幅に伸長し、また新しい生活様式の拡大や天候要因によりDIY、園芸、レジャー用品および猛暑による冷房器具などの売り上げも好調に推移していることから、前回予想を上回る見通し。

 なお、株価は材料出尽くしから売りが優勢となっている。

★11:23  シライ電子-買い気配 透明アンテナ向けフィルム基板の開発に成功 販売開始
 シライ電子工業<6658.T>が買い気配。同社は12日11時15分に、第5世代移動通信システムなどに対応した透明アンテナ向けフィルム基板の開発に成功し、その透明アンテナ向けフィルム基板の販売を開始したと発表した。

 透明アンテナ向けフィルム基板SPET-SGは、配線を目で見ることができない透明フレキシブル基板SPET-MMを、さらに導体を細線化する加工技術などを向上することで、もっと配線を目で見ることができない透明アンテナ向けフィルム基板として開発を完了し、販売を開始したとしている。

 併せて、FCCL(Flexible Copper Clad Laminate)技術を用いて、3次元立体配線用の基材材料の開発に成功し、その材料を用いた3次元立体配線用透明フレキシブル基板および透明ヒーターフィルムの販売を開始したことも発表した。

 3次元立体配線用透明フレキシブル基板および透明ヒーターフィルムは、従来のSPETとSPCの2種の材料から販売を開始し、3次元立体配線構造や伸び率、プラスチックの素材などによって選択して使用してもらえるようにした。これまでのMID技術(Molded Interconnect Devices)やウェアラブル技術の収縮インキとは異なり、銅張積層板を用いた点は、業界としては初めてとしている。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,068.35 -1011.35
TOPIX 2,626.32 -51.13
グロース250 638.74 -21.13
NYダウ 37,986.40 +211.02
ナスダック総合 15,282.01 -319.49
ドル/円 154.42 -0.22
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ