前場コメント No.2   東芝、KOA、キッツ、ソニー、邦アセチレン、CACHD

2020/10/19(月) 11:40
★9:04  東芝-買い気配 既存回線で次世代暗号 25年度までに国内外で展開
 東芝<6502.T>が買い気配。同社は次世代の暗号技術「量子暗号通信」を既存の光ファイバー回線で提供するサービスを始めると発表した。

 19日付の日本経済新聞朝刊によれば、専用回線を敷く手間がかからず普及につながると判断したようだ。2025年度までに国内外での展開を目指し、35年度に世界市場シェア25%の獲得を目標とするとしている。

★9:04  KOA-大幅続伸 上期営業益予想を上方修正 自動車用途向けの販売が想定上回る
 KOA<6999.T>が大幅続伸。同社は16日、21.3期上期(4-9月)の連結営業利益予想を従来の3億5000万円から4億9500万円(前年同期比50.8%減)に上方修正すると発表した。主にヨーロッパ、北米、日本地域における自動車用途向けの販売が想定より好調に推移していることが寄与する。

★9:05  キッツ-買い気配 10月23日に1000万株を消却 割合は9.96%
 キッツ<6498.T>が買い気配。同社は16日、1000万株の自己株を消却すると発表した。消却予定日は10月23日。消却前の発行済株式総数に対する割合は9.96%となる。

★9:05  ソニー-4日ぶり反発 アップルにHMD向けディスプレー供給 新たな収益源へ=日刊工
 ソニー<6758.T>が4日ぶり反発。19日付の日刊工業新聞は、同社のマイクロディスプレーが、米アップルから2021年にも発売される予定のヘッドマウントディスプレー(HMD)に採用されることが分かったと報じた。

 記事によれば、同社が受注したのは有機ELパネルを用いたマイクロディスプレーとみられ、高画質や小型軽量が特徴で、デジタルカメラのファインダー向けで実績が多いという。

 中貿易摩擦や新型コロナウイルス感染拡大により、稼ぎ頭のイメージセンサー事業は逆風が吹くなか、年間数千万台の販売を見込むアップルのモンスター商品への部品供給は、同社の新たな収益の柱になりそうだとしている。

★9:06  東邦アセチレン-4日続落 今期営業益予想を下方修正 ガス事業など苦戦で一転減益へ
 東邦アセチレン<4093.T>が4日続落。同社は16日、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の17億円から12億円(前期比21.2%減)に下方修正すると発表した。従来の11.6%増益予想から、一転減益の見通し。

 ガス関連事業において、高圧ガスが需要先の生産調整などにより販売が伸び悩み、食品ガスも外食産業向け消費なども落ち込んだ。器具器材関連事業および自動車機器関連事業においても、需要先の事業環境の悪化を受けていることが響く

★9:06  CACHD-6日ぶり反発 ユアサ商事と資本業務提携 第三者割当増資で4億円調達
 CAC Holdings<4725.T>が6日ぶり反発。同社は16日、ユアサ商事<8074.T>と資本業務提携し、ユアサ商事を割当先とする第三者割当増資による自己株処分を実施すると発表した。

 処分期日は11月2日。処分株数は30万株。処分価額は1株当たり1416円。差引手取概算額で4億2030万円を調達し、人材開発および採用費用に充てる。希薄化割合は1.46%。なお、株価は資本業務提携を好感した買いが優勢となっている。


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