前場コメント No.3   旅工房、フロンティアM、旭化成、東レ、戸田建、アグレ都市

2020/10/19(月) 11:40
★9:07  旅工房-4日ぶり反発 8月分の合計取り扱い額99%減も織り込み済み
 旅工房<6548.T>が4日ぶり反発。同社は16日、8月分の合計取り扱い額は4700万4000円(前年同月比98.8%減)だったと発表した。

 内訳では、海外旅行取り扱い額が1657万5000円(同99.6%減)、国内旅行取り扱い額が3036万2000円(同48.9%減)、外国人旅行取り扱い額が6万7000円(同99.9%減)となった。

 しかし、旅客数減少による業績影響はすでに株価に織り込まれていた側面もあり、悪材料から買い向かっている。

★9:09  フロンティアマネジメント-底堅い インソースとM&A関連オンライン講座における販売提携に合意
 フロンティア・マネジメント<7038.T>が底堅い。同社は16日、インソース<6200.T>と同社フロンティア・ビジネススクールが持つM&A関連オンライン講座における販売提携に合意したと発表した。

 今回、M&A関連の専門家であるコンサルタントが講師を担当するフロンティア・ビジネススクールの実践型講座をインソースと販売提携することで、さらに多くの社会人向けに展開するとしている。サービス名は「フロンティア・ビジネススクール オンライン講座」で、全6講座を予定している。

 なお、株価は同発表を好感し、寄り付きは前日比2.7%高でスタートした。

★9:11  旭化成-SMBC日興が新規に「アウトパフォーム」 総合力の高さが再評価される局面
 旭化成<3407.T>が続伸。SMBC日興証券では、総合力の高さが再評価される局面とコメント。投資評価は新規に「1(アウトパフォーム)」とし、目標株価は1300円で設定した。

 石油化学市況全般の見通しを楽観していないと指摘。しかし、単独のナフサクラッカーを有さないこと、アクリロニトリル(AN)のフォーミュラ化が進んでいることから、石化市況の影響を相対的に受けにくいという。成長要因としては、得意のM&Aによる海外子会社の貢献に特に期待。ZOLL MedicalとVeloxisPharmaceuticalsを擁するヘルスケアが牽引役とみている。環境負荷の可視化が進んでいることに鑑みれば、温室効果ガス(GHG)排出量の少なさも評価すべきと考えている。

★9:12  東レなど-大幅高 欧州の航空規制当局がボーイング737MAX飛行再開を容認
 東レ<3402.T>、川崎重工業<7012.T>、IHI<7013.T>などボーイング関連が大幅高。16日の米国市場で米航空機メーカーのボーイングが上昇。欧州の航空規制当局が2度の墜落事故を起こした737Max機の飛行再開を容認し、年内の飛行再開もあり得ると発言したことが材料視された。

 株価は一時、前日比9.17ドル高(5.58%高)の173.41ドルまで上昇し、3.11ドル高(1.89%高)の167.35ドルで終了。ダウ平均採用銘柄の中で上昇率2位となり、1銘柄でダウ平均を20ドル余り押し上げた。

 737Max機の飛行再開は取引先企業の業績にも追い風との見方から、関連銘柄に買いが入っている。寄り付き直後時点で東レは前日比4%超、川重、IHIも同3%超上昇している。

★9:12  戸田建設-急落 上期営業益を下方修正 工事引き渡し時期の見直しや発注延期が影響
 戸田建設<1860.T>が急落。同社は16日、21.3期上期(4-9月)の連結営業利益予想を従来の102.0億円から59.0億円(前年同期比62.0%減)に引き下げると発表した。

 受注済工事の引き渡し時期の見直しや追加工事の発注予定の延期などが発生した影響により完成工事総利益が減少する見通しとなったことから、前回予想を下回る見通し。

★9:13  アグレ都市デザイン-買い気配 上期最終益を上方修正 原価削減で粗利益率改善
 アグレ都市デザイン<3467.T>が買い気配。同社は16日、21.3期上期(4-9月)の連結純利益予想を従来の1100万円から5700万円(前年同期比19.7%減)に引き上げると発表した。

 土地原価や建築原価の削減により売上高総利益率が当初予想より0.6pt改善する見込みであることから、前回予想を上回る見通し。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,068.35 -1011.35
TOPIX 2,626.32 -51.13
グロース250 638.74 -21.13
NYダウ 37,986.40 +211.02
ナスダック総合 15,282.01 -319.49
ドル/円 154.42 -0.22
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ