前場コメント No.5   JAL、朝日ラバー、キーエンス、HyAS&Co.、ウィザス、OTS

2020/10/26(月) 11:30
★9:30  JAL-小高い 2020年7~9月期は850億円の営業赤字 国際線低迷続く=日経
 日本航空<9201.T>が小高い。25日付の日本経済新聞朝刊は、同社の2020年7~9月期の営業損益は850億円前後の赤字(前年同期は602億円の黒字)となったようだと報じた。

 記事によれば、国際線の低迷が続き、4~6月期に続いての大幅赤字となるという。国内線は回復傾向で、コスト削減もあって赤字幅は縮小した。需要の先行きは不透明で、黒字化にはまだ時間がかかりそうだとしている。

★9:39  朝日ラバー-ストップ高 埼玉大学とウイルス不活性化のための深紫外線LEDシステムの研究開発を開始
 朝日ラバー<5162.T>がストップ高。埼玉大学は23日、同社および同大学先端産業国際ラボラトリーが、さいたま市令和2年度イノベーション技術創出支援補助金(特別枠:新型コロナウイルス感染症をはじめとする各種感染症)に採択され、ウイルス不活性化のための深紫外線LEDシステムの研究開発および実証実験を開始したと発表した。

 深紫外線UVCはウイルスの不活性化に有効であり、同研究開発では、ウイルス不活性化のための深紫外線LED用光学部材について、加工性に優れ、高透過率で安価な光学部材を開発し、高精度・低価格な深紫外線LEDシステムを製作し、製品化をめざすとしている。

★9:39  キーエンス-SMBC日興が目標株価引き上げ 従来より需要回復は早い
 キーエンス<6861.T>が4日続落。SMBC日興証券では、自動車生産台数の回復から従来より需要回復は早いと指摘。投資評価は「2(中立)」を継続、目標株価は37600円から49100円に引き上げた。

 SMBC日興証券では、自動車生産台数の回復などを踏まえ業績予想を修正。営業利益は21/3期2331億円、22/3期3124億円と従来予想の同2326億円、3034億円から修正した。各種統計から、設備投資のボトムは4-6月期、FA機器のボトムは7-9月期になると予想している。自動車生産台数の回復、各国の経済刺激策もあり、設備投資は今後回復傾向が続き、同社の業績も連動するとみている。

★9:48  ハイアス-急騰 第三者委員会から最終調査報告書を受領
 ハイアス・アンド・カンパニー<6192.T>が急騰。同社は26日、過去の不適切な会計処理の事実関係について、同日、第三者委員会より最終調査報告書を受領したと発表した。

 同社は9日に、提出期限の延長承認を受けていた第17期第1四半期報告書について、期限までに提出できず、9日付で東証から監理銘柄(確認中)に指定されていた。最終調査報告書を受領したことで、延長承認後の提出期限の経過後8営業日以内(10月26日まで)に第17期第1四半期報告書が提出できるのでは、との見込みから買いが入っている。

★9:48  ウィザス-大幅反落 今期最終赤字転落見込む コロナ禍で生徒募集に影響
 ウィザス<9696.T>が大幅反落。同社は23日、従来未定としていた21.3期通期の連結純損益予想は1.5億円の赤字(前期は3.3億円の黒字)、年間配当予想は16円(前期は16円)と発表した。

 学習塾事業部門において、緊急事態宣言解除後は徐々に回復基調となっているものの、期初での生徒募集における影響が大きいと想定。高校・キャリア支援事業において、出入国規制により留学生の入国が困難となっていることなども重荷となる。

★9:50  オンコセラピー-大幅高 唾液によるPCR検査を受託開始
 オンコセラピー・サイエンス<4564.T>が大幅高。同社は26日8時30分、連結子会社であるCancer Precision Medicineが、新たに新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のPCR検査の実施体制を整備し、受託開始すると発表した。

 新たに企業や教育現場などの法人・団体を対象とし、従業員や関係者への安全配慮やリスク管理の一環として、唾液を用いたRT-PCR法により受託できる体制を整えた。なお、業績への影響は判明次第知らせるとしている。


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