NY概況-ダウ650ドル安 コロナ感染第2波や経済対策法案の難航を嫌気
米株は大幅安。翌週に米大統領選を控える中、米国で新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最高を更新し経済活動正常化期待が後退したことや、追加経済対策を巡る与野党協議が難航し、大統領選前の法案成立期待が後退したことでセンチメントが悪化した。クルーズや空運などの旅行・レジャー関連株が軒並み大幅安となったほか、原油相場の下落を受けてエネルギー株も大きく下落した。欧州最大のソフトウェア企業のSAPが2020年の見通しを引き下げ、株価が20%超急落したことでオラクル(-4.02%)やマイクロソフト(2.84%)などのIT株も売られた。ダウ平均は一時965ドル安まで下落し、650.19ドル安(-2.29%)の27685.38ドルで終了。10月6日以来の28000ドル割れとなり、月初来では0.35%安となった。S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.86%安、1.64%安で終了した。業種別では、エネルギーの3.47%安を筆頭にS&P500の全11セクターが下落。資本財、素材、コミュニケーション、金融、ITも2%超下落した。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日比+4.91の32.46ポイントと9月3日以来の高水準となった。
※各種データは取得時の値です。
DOW
27685.38 -650.19 (-2.29%)
NASDAQ
11358.94 -189.34 (-1.64%)
S&P500
3400.97 -64.42 (-1.86%)
SOX
2308.45 -51.78 (-2.19%)
CME225(ドル建て)
23425 -140
CME225(円建て)
23410 -70
WTI
38.54 -1.31 (-3.29%)
ドル円
104.83 +0.14
ユーロ円
123.8 -0.35
米10年債利回り(%)
0.8027 -0.038
米2年債利回り(%)
0.1514 -0.004
VIX
32.46 +4.91
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