前場コメント No.5  松井証、クオールHD、KOA、グリムス、極東産機、ユーグレナ

2020/10/27(火) 11:39
★9:24  松井証券-続落 上期営業益47%増 中間配当予想を2.5円減配
 松井証券<8628.T>が続落。同社は26日、21.3期上期(4-9月)の営業利益が58.7億円(前年同期比47.2%増)だったと発表した。

 株式等委託売買代金の増加により受入手数料が87.9億円(前年同期比46.1%増)となったことが寄与した。

 また、未定としていた21.3期の中間配当予想を20円(前期は22.5円)にすると発表した。期末配当は未定としている。なお、株価は減配予想を嫌気した売りが優勢となっている。

★9:24  クオールHD-3日続落 オゾン関連製品 年間1万台・売り上げ20億円に向けた販売体制を整備
 クオールホールディングス<3034.T>が3日続落。同社は27日8時30分、「オゾン除菌脱臭器 AIR BUSTER(エアバスター)」を中心としたオゾン関連製品の販売において、年間1万台・売り上げ20億円に向けた販売体制を整備したと発表した。

 衛生環境の整備に注目が集まっている昨今、公衆衛生の向上に貢献するため優先的に医療機関へ販売するとしている。なお、株価は地合いの悪さにつれ安している。

★9:25  KOA-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 車載向けの回復ペースが加速
 KOA<6999.T>が小幅高。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、車載向けの回復ペースが加速、今後の継続性を見極めるとコメント。レーティングは「Neutral」を継続、目標株価は1000円から1450円に引き上げた。

 今後は世界新車販売動向を見極める段階と考えている。営業利益は、21/3期を旧予想比 10億円増の15億円、22/3期を同24億円増の37億円、23/3期を同24億円増の49億円へ変更。トップライン前提の増額に伴う限界利益創出を織り込んだ(21/3期3Q以降ドル105円前提に変更)。2Q決算では、四半期業績のトレンド、業績予想の見直し、地域別の需要動向などに注目している。

★9:27  グリムス-急落 上期営業益を上方修正も2Q利益の伸び鈍化で失望
 グリムス<3150.T>が急落。同社は26日に、21.3期上期(4-9月)の連結営業利益予想を従来の12.5億円から16.1億円(前年同期比60.2%増)に引き上げると発表した。

 小売電気事業の収益性が当初の想定を上回って推移したこと、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が当初の想定より小さかったため、スマートハウスプロジェクト事業における販売が予想を上回って推移したことなどにより、前回予想を上回る見込みとなった。しかし、1Q時点で10.1億円(前年同期比79.6%増)だったので、利益の伸びは鈍化した。株価は利益の伸び鈍化が失望され売りが出ている。

★9:32  極東産機-ストップ高買い気配 20.9期営業益を上方修正 オリジナル製品の販売が好調
 極東産機<6233.T>がストップ高買い気配。同社は26日、20.9期通期の営業利益予想を従来の6100万円から1.2億円(前期比51.6%減)に引き上げると発表した。オリジナル製品の売り上げが好調であったことなどから、前回予想を上回る見通し。

★9:33  ユーグレナ-4日ぶり大幅反発 カーボンリサイクル現場取材 報道ステーションで同社を紹介
 ユーグレナ<2931.T>が4日ぶり大幅反発。26日のテレビ朝日番組「報道ステーション」で、カーボンリサイクルに取り組む現場の取材として、同社が取り挙げられたことを材料視しているもよう。

 同番組では、ミドリムシが光合成をして育つ過程で大気中の二酸化炭素を吸収するため、ミドリムシ由来の燃料を使用したことで発生する二酸化炭素を相殺できると説明。

 26日、菅義偉首相の所信表明演説においても、2050年までに温室効果ガスの排出ゼロと宣言された。国策としてカーボンリサイクルへの取り組みが進むことも追い風に、同社へ資金が向かっているようだ。

 なお、同社は2019年9月2日に「カーボンリサイクルファンド」の設立に発起人として参画したことも発表している。


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