前場コメント No.2   太平洋セメ、アイビー、カシオ、大塚商、タカラバイオ、ネクソン

2020/11/11(水) 11:35
★9:02  太平洋セメント-買い気配 通期営業益を上方修正 上期は16%増
 太平洋セメント<5233.T>が買い気配。同社は10日、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の550.0億円から630.0億円(前期比3.3%増)に引き上げると発表した。国内および米国のセメント販売数量増加により、前回予想を上回る見通し。

 21.3期上期(4-9月)の連結営業利益は261.3億円(前年同期比16.3%増)だった。

★9:02  アイビー-売り気配 新株予約権発行で12億円調達 資材原料購入費や製造費用などに充当
 アイビー化粧品<4918.T>が売り気配。同社は10日に、三田証券を割り当て先とする第三者割り当てで第1回新株予約権(行使価額修正条項付)および第2回新株予約権権(行使価額修正型新株予約権転換権付)を発行すると発表した。

 資材原料購入費や製造費用、試験研究費などに充当する。同社は三田証券に新株予約権を合計9800個(当初行使価額第1回:666円、第2回:1800円、潜在株式数98万株)割り当て、差し引き手取り概算額11億6442万7200円を調達する。

★9:02  アイビー-売り気配 上期営業赤字転落 売上原価率の上昇響く
 アイビー化粧品<4918.T>が売り気配。同社は10日に、21.3期上期(4-9月)の営業損益は1.6億円の赤字(前年同期は0.6億円の黒字)だったと発表した。通期の会社計画1.3億円の黒字は据え置いた。

 経費使用方針に基づく予実管理を継続徹底したほか、営業諸施策の見直しや旅費交通費、接待交際費の減少もあり、販管費は減少したものの、家庭用複合美容器や健康食品などの仕入商品が増加したこと、自社工場での生産量が減少したことを受け、売上原価率が35.7%と前年同期の23.6%と比較し大幅上昇したことが響いた。


★9:03  カシオ-買い気配 通期営業益予想を上方修正 上期は計画上回る
 カシオ計算機<6952.T>が買い気配。同社は10日、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の60.0億円から100.0億円(前期比65.6%減)に上方修正すると発表した。

 経済活動の制限や消費マインドの低迷などによる売上高の減少が下期も続くという想定は変わらないものの、上期の業績上振れを踏まえた。

 21.3期上期(4-9月)の連結営業利益は42.1億円(前年同期比74.7%減)だった。上期計画10.0億円を上回る着地となった。時計市場が世界的に緩やかな回復傾向となり、特に中国は実店舗とEC双方で売り上げを拡大した。巣ごもり需要による楽器の伸長も寄与した。

★9:04  大塚商会-3日ぶり大幅反落 通期営業益予想を下方修正 3Q累計は11%減
 大塚商会<4768.T>が3日ぶり大幅反落。同社は10日、20.12期通期の連結営業利益予想を従来の637億円から573億円(前期比7.9%減)に下方修正すると発表した。

 サプライおよびコピー保守のビジネスなどについて、3Q(1-9月)における計画不足額に、4Q(10-12月)の期初計画に対する不足見通し額を合算して算出した。

 20.12期3Q累計(1-9月)の連結営業利益は413億円(前年同期比10.6%減)だった。システムインテグレーション事業について、テレワーク需要などがあったものの、前年に高い伸びとなったパソコン販売台数の反動減や緊急事態宣言発令解除後も営業活動の制約があったことなどから売り上げが落ち込んだ。

★9:05  タカラバイオ-大幅反発 通期営業益予想を上方修正 上期は23%増
 タカラバイオ<4974.T>が大幅反発。同社は10日、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の65.0億円から80.0億円(前期比27.5%増)に上方修正すると発表した。

 新型コロナウイルス感染症拡大によるPCR検査関連製品の需要が強く、研究用試薬と理化学機器の売り上げが前回予想を上回る見込み。併せて、期末配当予想を従来の8円から9円(前期末は8円)に引き上げた。

 21.3期上期(4-9月)の連結営業利益は37.4億円(前年同期比23.1%増)だった。主力の研究用試薬および受託サービスが増加したことや、売り上げ構成の変化、生産稼働率の向上による原価率低下なども寄与した。

★9:06  ネクソン-売り気配 通期営業益15~18%増見込む 3Q累計は7%増も会社計画下振れ
 ネクソン<3659.T>が売り気配。同社は10日、20.12期通期の連結営業利益予想(IFRS)を1082億円~1119億円(前期比14.5%増~18.3%増)だと発表した。市場コンセンサスは1268億円。

 PCオンライン事業にて主に「メイプルストーリー」の売上収益が前期実績を上回る見込みから、増益を見込んでいる。

 20.12期3Q累計(1-9月)の連結営業利益は958.6億円(前年同期比6.5%増)だった。会社計画のレンジ下限である987.6億円から下振れた。

★9:06  ネクソン-売り気配 1000億円を上限とする自己株取得枠を設定 取得期間は3年間
 ネクソン<3659.T>が売り気配。同社は10日、1000億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は11月11日~2023年11月10日までの3年間。なお、株価は同日発表した決算内容を嫌気する売りが優勢となっている。


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