後場コメント No.4  UTGROUP、山善、デンヨー、ファルコム、日本コン、日ピラー、長谷工

2020/11/12(木) 15:07
★13:47  UTグループ-三菱UFJMSが投資判断引き下げ 株価上昇を踏まえ
 UTグループ<2146.T>が軟調。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、株価上昇を踏まえ、レーティングを「Buy」→「Hold」に引き下げ、目標株価は3400円から3700円に引き上げた。

 製造派遣市場におけるシェア拡大や、製造業の雇用構造改革を取り込むソリューション事業等による成長期待は変わらないと指摘。一方、コロナ・ショック後の大幅株価上昇で同社の中期的利益成長は一旦現状の株価に織り込まれたとみている。営業利益予想は21/3期67億円→65億円、22/3期97億円→94億円に減額したが、23/3期119億円は据え置き。24/3期以降は増額修正している。21/3期及び22/3期は製造派遣を取り巻く環境の好転を受けた採用コスト増を織り込んだという。

★14:11  山善-後場下げ幅拡大 上期営業益30%減 生産家財関連事業と住建事業が落ち込む
 山善<8051.T>が後場下げ幅拡大。同社は12日14時、21.3期上期(4-9月)の連結営業利益は43.9億円(前年度期比30.2%減)だったと発表した。
 
 巣ごもり消費を受けて家庭機器事業が伸長した一方、自動車産業の影響を受けた生産財関連事業およびショールームの一時休館を受けた住建事業の売り上げ減少が響いた。併せて、従来未定としていた期末配当予想は10円(前期末は14円)とした。

★14:20  デンヨー-後場急落 通期営業益を下方修正 上期は24%減
 デンヨー<6517.T>が後場急落。同社は12日14時、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の49.0億円から41.0億円(前期比32.3%減)に引き下げると発表した。

 製品展示会の中止など営業活動の一部制約による販売機会の減少しているほか、米国市場向け出荷が想定よりも大幅に減少しており、短期間での回復は期待できないことから、前回予想を下回る見通し。

 21.3期上期(4-9月)の連結営業利益は20.1億円(前年同期比24.0%減)だった。

★14:25  日本ファルコム-後場上げ幅拡大 今期営業益予想4%減も前期は計画上回る
 日本ファルコム<3723.T>が後場上げ幅拡大。同社は12日14時、21.9期通期の営業利益予想は13.0億円(前期比3.7%減)、年間配当予想は10円(前期は12円)と発表した。

 自社ゲームコンテンツにおけるさまざまゲーム機やスマートフォンアプリなどへの展開、保有するIPコンテンツの積極活用、「軌跡」「イース」シリーズを含めた新規タイトルの製作などに取り組むとしている。

 20.9期通期の営業利益は13.5億円(前の期比8.2%減)だった。会社計画12.5億円を上回る着地となった。部門別では、IPコンテンツのさまざまなプラットフォームへの展開などを手がけるライセンス部門が落ち込んだものの、「軌跡」「イース」シリーズなどを手がける製品部門の売り上げが増加した。

 なお、今期は営業減益を見込むものの、前期の上振れ着地が好感されて上げ幅を拡大している。

★14:38  日本コンクリート工業-大幅安 通期営業益を上方修正 売上高は下方修正
 日本コンクリート工業<5269.T>が大幅安。同社は12日14時、21.3期通期の連結営業損益予想を従来の14.0億円の黒字から20.5億円の黒字(前期は8600万円の赤字)に引き上げると発表した。また、同連結売上高予想を480.0億円から470.0億円に引き下げた

 工場での製品原価低減への取り組みを一層強化するとともに、さらなる工事利益の確保に努めることで、売上総利益が想定より改善する見込みとしている。コンクリートパイルの全国需要は当初想定を下回る見込みから、売上高予想は前回予想を下回る見通し。

 21.3期上期(4-9月)の連結営業利益は10.4億円(前年同期は3.3億円の赤字)だった。事前の上方修正通りの水準だった。

 株価は上期の上方修正後に上昇しており、通期では売上高が下方修正となっていることから、売りが優勢となっている。

★14:45  日本ピラー工業-後場下げ幅拡大 上期営業益2%減 産業機器関連事業の需要低迷
 日本ピラー工業<6490.T>が後場下げ幅拡大。同社は12日14時20分、21.3期上期(4-9月)の連結営業利益は17.7億円(前年同期比1.8%減)だったと発表した。産業機器関連事業において、輸送機器や石油プラント向けなどの需要が低迷したことなどが響いた。

 なお、株価は同時に発表した自社株買いを好感して買いが先行したものの、上期減益着地を嫌気した売りに押されている。

★14:45  日本ピラー工業-後場下げ幅拡大 上限30万株・3億円の自社株買い 割合は1.26%
 日本ピラー工業<6490.T>が後場下げ幅拡大。同社は12日14時、30万株・3億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は11月13日~2021年3月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.26%となる。

 なお、株価は同時に発表した21.3期上期(4-9月)の営業減益着地を嫌気した売りに押されている。

★14:52  長谷工-8日ぶり反落 上期最終益32%減 マンション施工減少
 長谷工コーポレーション<1808.T>が8日ぶり反落。同社は12日14時40分、21.3期上期(4-9月)の連結純利益が205.4億円(前年同期比31.9%減)だったと発表した。市場コンセンサスは212.2億円。

 マンション建築工事の施工量減少に伴う完成工事高の減少、および前期に分譲マンションの大型物件の引渡があったことの反動による不動産売上高の減少が影響した。


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