前場コメント No.7   信越化、いすゞ、エコモット、メドピア、不二精機、キューブシス

2020/11/19(木) 11:33
★10:46  信越化学-SMBC日興が目標株価引き上げ 外部環境も好転してきた
 信越化学工業<4063.T>が小幅安。SMBC日興証券では、外部環境も好転してきたと指摘。投資判断は「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は16000円から16500円に引き上げた。

 21/3期営業利益予想を3900億円→3980億円へ増額。PVCの想定以上の出荷の回復、市況の高騰を踏まえ、塩ビ・化成品事業にて100億円上方修正した。会社計画3770億円は保守的な印象であるという。22/3期予想は4240億円→4370億円へ増額。塩ビ・化成品事業に加え、半導体シリコン事業にて300mmウエハーの期中平均単価の下落率を-3%→-1%へ修正したことが主因。交渉の進展により、2021年の300mmの長契比率は8~9割になっていると指摘。前期比ではウエハーの出荷増、シリコーンの需要回復が主な増益要因とみている。

★10:47  いすゞ自動車-三菱UFJMSが目標株価引き下げ タイマクロ・競争激化懸念等
 いすゞ自動車<7202.T>が続落。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、タイマクロ・競争激化懸念等を指摘。レーティングは「Neutral」を継続、目標株価は1100円から1060円に引き下げた。

 営業利益は21/3期750億円(会社計画700億円)を底に、持続的回復を見込むも、22/3期・23/3期の予想(順に1130億円、1380億円)はIFISコンセンサス(1167億円、1440億円)を下回る水準であるという。UDトラックスの買収やボルボとの提携による中長期的な業績押し上げ効果には注目しているものの、当面の業績貢献は限られるとみている。収益源であるタイでのマクロ懸念とトヨタ自動車とのピックアップトラック販売競争激化懸念等も鑑みた。

★10:52  エコモット-大幅高 「Gリポート」5G対応版を12月提供開始 従来版の出荷台数を上方修正
 エコモット<3987.T>が大幅高。同社は18日、中山組(北海道札幌市)と共同開発した「Gリポート」の次世代通信規格5G対応版について、12月初旬より提供を開始すると発表した。加えて、7月に提供を開始した従来型の「Gリポート」は出荷好調につき、初年度出荷台数を上方修正している。

★10:53  メドピア-続伸 「kirari」スマホアプリ 10万ダウンロード突破
 メドピア<6095.T>が続伸。同社は19日、かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」のスマートフォンアプリが10万ダウンロードを突破したと発表した。

 「kakari」は「患者に 選ばれる を支援する」をコンセプトに、患者が利用するスマートフォンアプリ「kakari」と、薬局がウェブブラウザ上で利用する「kakari薬局システム」を提供しているという。
 
 今後についても、姉妹アプリであるかかりつけクリニック支援サービス「kakari for Clinic」との連携を進め、診療から服薬指導・服薬後フォローまでを一気通貫でサポートするプライマリケアプラットフォームに進化させるとしている。

★11:03  不二精機-ストップ高買い気配 ワクチンで注射器向け金型需要増との思惑
 不二精機<6400.T>がストップ高買い気配。米製薬大手ファイザーが18日、開発中の新型コロナウイルスのワクチンで95%の有効性が確認できたとして、数日以内に米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請すると発表したことが材料。

 同社は注射器などの医療用関連を含む精密金型事業を手がけている。足もと、ワクチン関連報道が活発化しており、今後の本格普及時期に向けて、消耗品である注射器などの需要増が想定されることから、医療機器メーカーから増産のための金型の引き合いが増えるとの思惑により、買いが入っている。

 なお、同社は13日に発表した20.12期通期業績予想において、注射器などの医療用関連を中心とした個別受注生産である精密金型事業の未検収の受注残高は高水準で推移しているとコメントしている。

 きのう、きょうと注射針付シリンジなど使い捨て医療器具の大手であるJMS<7702.T>が大幅に上昇していることも、買い材料視されているもよう。

★11:16  キューブシステム-続伸 キナクシス・ジャパンとパートナーシップ契約締結
 キューブシステム<2335.T>が続伸。同社は18日、キナクシス(カナダ)の日本法人であるキナクシス・ジャパンとパートナーシップ契約を締結したと発表した。

 この提携のもと、同社はサプライチェーン管理プラッフォフォーム「Rapid Response」がもつ豊富な機能を最大限に活用できるシステム設計立案、データ管理の深い知見を活かし、現場が抱える課題を解決する効率的な業務プロセス策定、最適かつ迅速なシステム構築支援を提供するとしている。


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