前場コメント No.7   島津製、シノプス、商船三井、東京精、伊藤忠、システムサポ

2020/11/27(金) 11:39
★10:16  島津製作所-新高値 PCR最短で90分 中小病院向け装置=日経
 島津製作所<7701.T>が新高値。上場来高値を更新している。27日付の日本経済新聞朝刊は、同社が新型コロナウイルスの感染の有無を調べるPCR検査装置で、最短90分で結果が判明するタイプを開発したと報じた。

 記事によれば、検体の前処理や分析結果の読み取りなど専門知識を必要としないという。全自動で検査でき、中小病院でも導入が可能。新型コロナのPCR検査態勢の大幅な拡充につながる可能性があるとしている。

★10:30  シノプス-3日ぶり反発 27日放送NHK「ニュースウオッチ9」で同社製品が登場
 シノプス<4428.T>が3日ぶり反発。同社は27日、同日放送予定のNHKニュース「ニュースウオッチ9」で、同社が取り上げられると発表した。食品ロス削減の取組のひとつとして、同社社製品が紹介される予定としている。

★10:42  商船三井-JPモルガンが目標株価引き上げ バリュエーション妙味No1、ダウンサイドも想定限定的
 商船三井<9104.T>が堅調。JPモルガン証券では、バリュエーション妙味No1、ダウンサイドも想定限定的と指摘。投資判断は「Overweight」を継続、目標株価を2650円から3500円に引き上げた。

 ポイントとしては、1) コンテナ事業のニューノーマル(需要増減に関わらず、供給コントロールにより一定の運賃水準を確保しやすくなっている)、2) 自動車船の回復、3) 海運3社間で際立つ相対割安感(PBR0.6倍、3社平均1.0倍)等を評価。コンテナやドライバルクの構造改革を先行実施しており、業績ダウンサイドが相対的に限られる中での割安感は評価余地が大きいとみている。中長期的には、LNG船の利益が積み上がっていく点等も評価している。

★10:43  東京精密-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 半導体製造装置関連の需要増大の波がきた
 東京精密<7729.T>が続伸。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、半導体製造装置関連の需要増大の波がやってきたと指摘。レーティングは「Buy」を継続、目標株価は5000円から5300円に引き上げた。
 
 半導体及び電子デバイスの加工需要の増加と半導体の高機能化等に伴うテスト時間長大化による半導体製造装置関連部門の業容拡大、来期以降の計測機器部門の回復などを評価。来期以降の営業利益予想を上方修正している。計測機器部門は需要想定を引き下げるも、半導体製造装置部門については需要想定を引き上げ、利益予想を増額。米中対立の行方やCOVID-19 感染症の収束時期などは不透明も、5G普及等を背景とする高機能半導体の需要増加傾向に変化はない点を考慮した。尚、今期は半導体製造装置部門の好調を上回る計測機器部門の落ち込みから全社利益予想を引き下げた。

★10:53  伊藤忠商事-反発 世界初となる海洋ごみ由来のゴミ袋開発
 伊藤忠商事<8001.T>が反発。同社は26日、子会社で日本最大手のゴミ袋メーカーである日本サニパックと共同で、世界初となる海洋ごみ由来の原料を配合したゴミ袋を開発したと発表した。

 日本で最も海洋ごみが多い島とも言われる長崎県対馬の海岸に漂着したポリタンクを破砕して、再加工したという。同社はポリタンクを原料とした花瓶やシャンプーボトルも試作しており、来年から複数のブランドメーカーと実用化を目指すとしている。

★10:53  システムサポート-3日ぶり反発 金沢市・日本マイクロソフトと地域活性化連携協定を締結
 システムサポート<4396.T>が3日ぶり反発。同社は26日、金沢市、日本マイクロソフトと共同で、クラウド技術などのITサービスを活用した地域活性化に関する連携協定を締結したと発表した。

 各々が所有する施設および敷地において、先進的なクラウド技術などのITサービスを活用した地域活性化に取り組むことにより、新たなビジネスやサービスの創出を推進することで、地方におけるIT都市化の実現をめざすとしている。


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