前場コメント No.6   ヤマハ、みらいWK、巴川紙

2020/11/30(月) 11:33
★10:55  ヤマハ-続伸 取引先の火災による減収影響も今期業績を据え置き
 ヤマハ<7951.T>が続伸。同社は27日、10月下旬に取引先で火災が発生したことで電子部品の調達が滞ることに伴い、21.3期4Q(1-3月)の売上収益において楽器事業で40億円、音響機器事業で20億円と合計60億円の減少影響を見込んでいることを発表した。

 一方、市況の回復や同社グループからの供給不足の解消が従来予想より進んでいるとのことから、21.3期通期の業績予想は据え置きとした。株価は業績への悪影響が軽微であることを好感して、買いが優勢となっている。

★11:12  みらいワークス-プラス転換 あおもり創生パートナーズと業務提携
 みらいワークス<6563.T>がプラス転換。同社は30日11時、青森銀行<8342.T>子会社のあおもり創生パートナーズと、人材支援による地域活性化を目的に業務提携したと発表した。

 地方中小企業は、人口減少による人手・人材不足という課題に直面しており、あおもり創生パートナーズの取引先においても、経営人材や人材確保は、重要な経営課題の一つだという。

 今回の提携により、自らのスキルを地域貢献に活かしたいプロフェッショナル人材と、あおもり創生パートナーズの取引先をマッチングすることにより、人材流動化につなげ、日本経済の活性化に貢献するとしている。

★11:17  巴川製紙所-大幅高 ミリ波帯域対応グリース開発 基地局・自動運転に的=化学工業
 巴川製紙所<3878.T>が大幅高。30日付の化学工業日報は、同社が熱性とミリ波帯域での電磁波吸収特性を併せ持つグリースを開発したと報じた。

 記事によれば、ICチップなどの発熱体と筐体・冷却部材の間に充填することにより、放熱とノイズ抑制を1つの材料で満たすことで工程短縮やデバイスの小型化などへの貢献が期待できるようだ。

 5Gの次に来る高周波領域の基地局や自動運転関連などをターゲットとして顧客提案を開始し、2021年度中の上市を見込む。ミリ波帯域での両方の機能を併せ持つグリースは業界初とみられるとしている。報道を受け、株価は買いが優勢となっている。


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