前場コメント No.4 マンダム、セリア、千代建、ヤマハ発、Ciメディカル、太平洋

2021/01/06(水) 11:40
★9:48  マンダム-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 市場環境の改善を待つばかり
 マンダム<4917.T>が反発。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、市場環境の改善を待つばかりと指摘。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は2900円から2700円に引き上げた。

 上期営業利益は会社計画より5億円上振れたものの、通期は従来計画比23億円減の8億円の営業損失になることが発表され、三菱UFJもその水準に下方修正した。しかし、1)日本事業は回復傾向だが任意のコスト増要因による下振れ、2)インドネシア事業は新型肺炎拡大による経済環境の悪化であり競争環境は悪化していない、ことをは確認しているという。今後、市場環境の改善につれ業績は回復するとみられ、株価は底打ちしていくものと考えている。

★9:50  セリア-6日続伸 12月既存店売上高4%増 全社売上高11%増
 セリア<2782.T>が6日続伸。同社は5日、2020年12月の既存店売上高が前年同月比3.7%増だったと発表した。全社売上高は同11.1%増だった。11月はそれぞれ5.9%増、13.2%増だった。既存店客数は1.5%増、既存店客単価は2.1%上昇した。

★10:00  千代田化工建設-大幅高 天然ガス価格が急上昇 サウジ減産伝わり
 千代田化工建設<6366.T>が大幅高。資源価格上昇が好感されている。OPECプラスの会合でサウジアラビアが2~3月に減産すると伝わり、原油だけでなく天然ガス価格も大幅に上昇。同社はLNGプラント建設に強みを持っていることもあり、これらを手掛かりに買いが集まっている。

 プラント製造関連として、日揮ホールディングス<1963.T>、東洋エンジニアリング<6330.T>も高い。

★10:08  ヤマハ発動機-JPモルガンが投資判断引き上げ レジャーストックとしての再評価局面到来
 ヤマハ発動機<7272.T>が反発。JPモルガン証券では、レジャーストックとしての再評価局面到来 。投資判断は「Neutral」→「Overweight」に引き上げ、目標株価は1800円から2800円に変更した。

 需要回復が顕著な米国船外機事業の高収益のサステナビリティに加え、二輪事業も20年を底に一定の回復が見込め、レジャーストックとしての再評価が訪れるとみている。特にインドネシアの二輪市場は他市場と比較しても著しく回復が遅れており、二輪ローン審査の正常化に伴う市場の自立反発のみでも魅力的なアップサイドが見込めると判断している。

★10:10  歯愛メディカル-急騰 電力エネルギー事業手がける子会社設立
 歯愛メディカル<3540.T>が急騰。同社は5日、事業拡大を目的として、「Ciエナジー」を設立すると発表した。

 北信越地域におけるBtoB通販事業と新電力事業との連携などの新サービス開始などの新たな事業展開や、将来的には同社グループ電力事業子会社の司令塔としての役割も視野に入れるとしている。

 併せて、歯科医院向け事務長アウトソーシング事業を展開するため、関西・医療総合サポートセンター代表の松久慎太郎氏と合弁で、「デンタルサポートセンター」を設立することも発表している。

★10:16  太平洋工業-東海東京が目標株価引き上げ トヨタ車生産が回復中、収益改善に奏功
 太平洋工業<7250.T>が堅調。東海東京調査センターでは、トヨタ車生産が回復中、収益改善に奏功と指摘。レーティングは「Outperform」を継続、目標株価は1320円から1450円に引き上げた。

 1-2Q実績や会社計画、足元の事業環境を受けて業績予想を修正。主たる顧客であるトヨタ自動車の世界生産台数を21/3期760万台(前回780万台)、22/3期850万台(同850万台)、23/3期900万台(同910万台)と予想。売上回復が従来の想定以上だったことや各種コスト削減が理由であるという。21/3期予想を売上高1550億円(前回1350億円)および営業利益80億円(同30億円)に修正。22/3期では同様に1800億円(同1470億円)、130億円(同74億円)を予想している。21/3期設備投資計画は190億円に抑制、22/3期以降も200億円を下回ると見込んでいる。


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