前場コメント No.7 武田、ソフトバンク、小林製薬、エスクローAJ、マネックスG、パンパシHD

2021/01/12(火) 11:33
★10:41  武田-大幅高 モデルナのワクチン治験 20日にも開始との報道を材料視か
 武田薬品工業<4502.T>が大幅高。9日付の日本経済新聞朝刊は、米バイオ製薬モデルナが開発した新型コロナウイルスワクチンの日本国内の臨床試験(治験)が20日にも始まると報じた。

 同社が日本での治験や流通を請け負っており、記事によれば、治験結果は4月にも出る見通し。同社は厚生労働省と連携して5月までの承認申請・取得、6月までの国内供給開始をめざすとしている。

★10:41  ソフトバンク-4日続伸 楽天モバイルに転職した同社元職員 営業秘密持ち出し容疑で逮捕
 ソフトバンク<9434.T>が4日続伸。同社は12日、2019年末に同社を退職し現在、楽天<4755.T>傘下の楽天モバイルに勤務する人物が警視庁に不正競争防止法違反の容疑で逮捕されたと発表した。

 当該元社員が利用する楽天モバイルの業務用PC内に同社営業秘密が保管されており、楽天モバイルが同社営業秘密を既に何らかのかたちで利用している可能性が高いと認識。今後、楽天モバイルにおいて同社営業秘密が楽天モバイルの事業に利用されることがないよう、営業秘密の利用停止と廃棄などを目的とした民事訴訟を提起する予定としている。楽天は安い。

★10:42  小林製薬-三菱UFJMSが「UW」へ引き下げ マーケティング費用抑制は来期には重荷
 小林製薬<4967.T>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今のマーケティング費用抑制は来期には重荷と判断。投資判断を「Neutral」→「Underweight」に引き下げたが、目標株価は8600円→10600円と引き上げた。

 20/12期はマーケティング費用の大幅削減(3Q累計実績前年同期比35億円減)もあり、減収トレンドの割に底堅い利益推移。21/12期は同費用の売上比率は同水準と置くが、上昇すれば利益を抑える要因になる可能性がある。また足元の寒さがカイロ売上に繋がるとの見方は早計。カイロの売れ行きの業績反映は1-3月が主。株価は類似業界、過去水準と比較しても過熱感があるとし、投資判断を引き下げた。
 一方で、目標株価は基準期の21/12期から22/12期への変更に伴い、引き上げている。

★10:42  エスクローAJ-大幅安 3Q累計最終益44%増 進ちょく94%も通期予想据え置き
 エスクロー・エージェント・ジャパン<6093.T>が大幅安。同社は8日、21.2期3Q累計(3-11月)の連結純利益が3.0億円(前年同期比43.9%増)だったと発表した。通期の会社計画3.2億円に対する進ちょくは93.5%。

 エスクローサービス事業、BPO事業ともに二けたのゼグメント増益となった。なお、株価は通期予想が据え置かれたことに加え、好業績を織り込んで足もと上昇していたことから、材料出尽くしによる売りが優勢となっている。

★10:43  マネックスG-大幅安 ビットコイン価格急落を材料視
 マネックスグループ<8698.T>が大幅安。10日~11日にかけてビットコイン価格が急落したことが材料。
 
 足元で420万円台にまで急騰していたビットコイン価格は、11日に一時310万円台にまで急落。暗号資産関連として連れ高していた反動から、同社株にも売りが出ている。セレス<3696.T>、フィスコ<3807.T>なども安い。

★10:44  パンパシHD-3日ぶり反落 12月度既存店売上高3%減 都心店舗落ち込む
 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532.T>が3日ぶり反落。同社は8日、12月度の既存店売上高は前年同月比3.3%減だったと発表した。客数は同5.0%減、客単価は同1.9%上昇となった。

 コロナの第3波の不安からドン・キホーテ郊外店が堅調な一方、都市部を中心に客数の落ち込みが大きくなり、クリスマス関連やパーティグッズ、バラエティ商品が不振となった。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,384.67 -848.13
TOPIX 2,694.87 -58.33
グロース250 662.80 -17.95
NYダウ 37,735.11 -248.13
ナスダック総合 15,885.02 -290.08
ドル/円 154.32 +0.05
プレミアム銘柄の最新情報
熊谷組 3200→4850円
ADR 355000→365000円
ツルハHD 12000→10800円
ページTOPへ