前場コメント No.1 ファストリ、TKP、ウォンテッドリ、中外薬、カイオム、キヤノン

2021/01/15(金) 11:37
★9:00  ファストリ-3日続伸 1Q営業益23%増 国内ユニクロおよび中国が好調
 ファーストリテイリング<9983.T>が3日続伸。同社は14日、21.8期通期の連結営業利益(IFRS)が1131億円(前年同期比23.3%増)だったと発表した。市場コンセンサスは972.7億円。

 日本やグレーターチャイナのユニクロ事業が大幅増益となったことに加え、ジーユー事業が増益となった。

★9:01  ティーケーピー-売り気配 新株予約権発行で212億円調達 有利子負債の返済などに充当
 ティーケーピー<3479.T>が売り気配。同社は14日に、大和証券を割り当て先とする第三者割り当てで行使価額修正条項付第7回、第8回新株予約権を発行すると発表した。

 調達する資金は、財務基盤強化を目的とした有利子負債の返済などに充当する。同社は大和証券に新株予約権を合計7万9486個(当初行使価額は未定。潜在株式数794万8600株)割り当て、差し引き手取り概算額212億8769万0405円を調達する。

★9:01  ティーケーピー-売り気配 今期営業赤字転落見込む 3Q累計は営業赤字19.2億円
 ティーケーピー<3479.T>が売り気配。同社は14日に、未定としていた21.2期通期の連結営業損益予想を32.2億円の赤字~19.8億円の赤字(レンジ形式:前期は63.2億円の黒字)にすると発表した。

 3Q(9-11月)に3四半期ぶりの営業黒字化を達成したものの、第3波到来の影響で、中間決算発表時点での当初想定よりも下期業績の回復は鈍化している。21.2期通期業績予想においては、今回の緊急事態宣言が、仮に前回発令時(2020年4~5月)と同規模レベルで同社事業に悪影響をもたらす場合を考慮し、保守的な観点からそのケースを下限とするレンジ開示としている。

 併せて発表した21.2期3Q累計(3-11月)の連結営業損益19.2億円の赤字(前年同期は48.4億円の黒字)だった。

★9:01  ウォンテッドリー-買い気配 1Q営業益3.8倍 「Wantedly」が堅調に成長
 ウォンテッドリー<3991.T>が買い気配。同社は14日に、21.8期1Q(9-11月)の連結営業利益は2.1億円(前年同期比3.8倍)だったと発表した。

 ビジネスSNSプラットフォーム「Wantedly」は堅調に成長を続け、1Q末時点で登録企業ユーザ数は3万7187社、登録個人ユーザ数は285万0305人となった。また、主力プロダクトである「Wantedly Visit」および「Wantedly People」への継続的な開発・改善を図った
ことも奏功した。

★9:01  中外製薬-買い気配 20.12期コア営業益3割増 前期に4期連続最高=日経
 中外製薬<4519.T>が買い気配。15日付の日本経済新聞朝刊は、同社の2020年12月期の本業のもうけを示す「コア営業利益」は、前の期に比べ3割増の2900億円前後になったようだと報じた。

 記事によれば、抗リウマチ薬や血友病治療薬が好調で、4期連続で最高益を更新したという。今期も新薬の拡販で収益の伸びが見込めるとしており、国内製薬大手が新薬の開発に苦戦する中、親会社に海外での販売などを任せて創薬に集中する経営戦略が奏功しているとした。

★9:02  カイオム-買い気配 がん治療用抗体LIV-2008およびLIV-2008bに関するライセンス契約締結
 カイオム・バイオサイエンス<4583.T>が買い気配。同社は14日に、Shanghai Henlius Biotech(中国・上海市 以下、Henlius)との間で、同社が創製したがん治療用ヒト化抗TROP-2モノクローナル抗体LIV-2008およびLIV2008bのライセンス契約を締結したと発表した。

 ライセンス契約において、Henliusに中華人民共和国、台湾、香港およびマカオにおけるLIV-2008およびLIV-2008bの開発、製造および販売権をサブライセンス権付きで許諾し、また、上記以外の全世界における権利についてはオプション権を付与している。
 契約の締結に伴い、同社は契約一時金として100万ドル(約1億円)を受領するほか、開発や販売の進ちょくに応じたマイルストーンと製品上市後には製品の売上高に応じたロイヤルティを受け取る。その総額は、Henliusが上記のオプション権を行使して全世界での開発、製造および販売を行う場合には、最大約1億2250万ドル(約127億円)になるとしている。

★9:02  キヤノン-買い気配 20.12期営業益を上方修正 2020年10月に続き再上方修正
 キヤノン<7751.T>が買い気配。同社は14日、20.12期通期の連結営業利益予想(米国基準)を従来の640億円から1050億円(前期比39.9%減)に引き上げると発表した。

 フルサイズミラーレスの新製品がけん引するカメラや、在宅需要が続くインクジェットプリンターなどが、特に利益面で計画を上回って推移したことから、前回予想を上回る見通し。2020年10月26日に続いて再上方修正。


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