米JPモルガン・チェース－下落　好決算発表も利益確定売りが優勢

1月15日 終値 前日比 前日比（％） -------------------------------------- JPM 138.64 -2.53 -1.79％ 　1月15日の取引で米銀大手JPモルガン・チェース（NYSE:JPM）が下落。10-12月期の純収入と利益が市場予想を上回ったものの、利益確定売りが優勢となった。株価は一時、前日比0.44ドル高(+0.31％)の141.61ドルまで上昇したが、2.53ドル安(-1.79％)の138.64ドルと8日ぶりに反落。週間では1.93％高、年初来では9.11％高となった。 　寄り前に発表された2020年第4四半期（10-12月）決算は、純収入が前年同期比3.3%増の301億6100万ドルと市場予想の287億400万ドルを上回り、調整後の一株当たり利益は3.79ドルと市場予想の2.26ドルを大きく上回った。事業別収入は、投資銀行部門が前年同期比53％増、トレーデング部門が20％増（債券15％増、株式32％増）と好調。商業銀行部門は貸出が6％減少したものの、預金が30％増加。資産運用部門は運用資産残高が17％増加した。