前場コメント No.5 マザーズ指数、洋エンジ、ZHD、シマノ、四国銀、日立建

2021/02/24(水) 11:32
★9:24  マザーズ指数-大幅反落 米ハイテク株下落に連れ安 マイナス寄与度1位はメルカリ
 マザーズ指数が大幅反落。9時20分時点で前日比31.46pt安の1243.16pt。2%超下落している。米長期金利の上昇を受け、ハイテク株中心のナスダックが22~23日にかけて3%程下落。国内の新興市場にも利益確定売りが波及し、日経平均やTOPIXと比べて大きく下げている。

 指数マイナス寄与度1位はメルカリ<4385.T>、2位はBASE<4477.T>、3位はフリー<4478.T>。

★9:30  東洋エンジニアリング-大幅続伸 脱炭素技術の実用化推進と報じられる
 東洋エンジニアリング<6330.T>が大幅続伸。24日付の化学工業日報は、同社が二酸化炭素(CO2)排出削減に貢献する次世代技術の社会実装を推進すると報じた。

 記事によれば、重点分野としてSAF(持続可能な航空燃料)、CO2資源化チェーン、カーボンフリーアンモニアチェーンの3技術を設定したという。技術開発、実証試験を進め、2025~2030年ごろをめどに社会実装するとしている。

★9:31  ZHD-SMBC日興が目標株価引き上げ Fintech事業の成長性の考察、タイムマシンを生かせるか
 Zホールディングス<4689.T>が続伸。SMBC日興証券では、Fintech事業の成長性の考察、タイムマシンを生かせるかとコメント。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は900円から950円に引き上げた。

 コロナ禍からの回復による広告売上成長の再加速や Fintech関連の成長でLINEの収益拡大が予想よりも早まったと考え、22/3期以降のプロフォーマ予想EBITDAを上方修正。一方、経営統合にともなう無形固定資産の償却負担増を織り込み営業利益は減額している。経営統合にともなうZHD発行済株式数大幅増加や償却負担などが短期的な懸念材料も、LINEは先行投資のピークアウトなどで業績が急回復、拡大する局面とみられ、中長期的にLINEの高成長を取り込むメリットが上回るとみている。



★9:32  シマノ-シティが目標株価引き上げ リーダーの地位をしっかり維持
 シマノ<7309.T>が軟調。シティグループ証券では、リーダーの地位をしっかり維持と指摘。投資判断は「買い」継続、目標株価は29000円から31000円に変更した。
 
 21年12月期計画では前年比20%の増収と、過去最高の営業利益1050億円が想定されているという。今期はまだ始まったばかりとしつつも、リスクは上振れ方向とみている。自転車部品と釣り具の好調な需要が予見し得る将来にわたって続く見通しであることに、感銘を受けるとコメント。リードタイムが長いため、他社製品に切り替える低・中位自転車メーカーが出てくる可能性はあるものの、強力なブランド力と高品質への評価から、シマノは中期的にトップの座を維持すると見込んでいる。

★9:32  四国銀行-急騰 立会外買付で100万株・7億3600万円の自社株買い 割合は2.3%
 四国銀行<8387.T>が大幅高。同社は22日、立会外買付取引により、100万株・7億3600万円を上限とした自己株取得を実施すると発表した。取得日は24日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は2.3%となる。

★9:38  日立建機-続伸 今期営業CF3.5倍へ 在庫削減で=日経
 日立建機<6305.T>が続伸。23日付の日本経済新聞朝刊は、同社の塩嶋慶一郎最高財務責任者(CFO)が取材に応じ、21.3期の営業キャッシュフロー(CF)が前期比3.5倍の800億円程度になるとの見通しを明らかにしたと報じた。

 記事によれば、3期ぶりの規模となり、新型コロナウイルス禍に対応して工場稼働率を落とし在庫圧縮を進めていることを映すという。
 20年12月末時点で3088億円あった製品などの在庫を、21.3期末には3000億円以下に抑える計画のようだ。塩嶋CFOは「足元では多少の余剰感があるが、需要期である1~3月期に削減が進む」と述べたとしている。


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