前場コメント No.3 キトー、アルメタックス、日東電、三井金、日化薬、ニッケ

2021/02/25(木) 11:40
★9:08  キトー-8日続落 新株予約権で50億円調達 設備投資などに充てる
 キトー<6409.T>が変わらずを挟んで8日続落。同社は24日、大和証券を割当先とする第三者割当により、第16回および第17回新株予約権(行使価額修正条項付)を発行すると発表した。

 払込期日は3月12日。発行数は3万個(潜在株式数300万株 第16回2万個 第17回1万個)。差引手取概算額で49億4575万円を調達し、設備投資などに充てる。すべての権利が行使された場合の希薄化割合は、11.09%。株価は需給悪化を懸念した売りが優勢となっている。

★9:08  キトー-8日続落 300万株の自己株を消却 割合は11.09%
 キトー<6409.T>が変わらずを挟んで8日続落。同社は24日、300万株の自己株を消却すると発表した。消却予定日は3月15日。消却前の発行済株式総数に対する割合は11.09%となる。なお、株価は同日発表した新株予約権の発行を嫌気した売りが優勢となっている。

★9:08  アルメタックス-買い気配 今期営業損益予想を上方修正 新築戸建て建材が堅調
 アルメタックス<5928.T>が買い気配。同社は24日、21.3期通期の営業損益予想を従来の2.4億円の赤字から0.9億円の赤字(前期は0.2億円の赤字)に上方修正すると発表した。主力製品の新築戸建て用住宅建材の受注が想定を上回って推移しているほか、総務費用削減の取り組みも寄与する。

★9:09  日東電工-反発 900万株の自己株消却へ 割合は5.67%
 日東電工<6988.T>が反発。同社は24日、普通株式900万株の自己株式消却を発表した。消却予定日は3月15日。消却前の発行済株式の総数に対する割合は5.67%となる。

★9:10  三井金属-大幅反発 子会社のオフィスを譲渡 テレワーク定着で経営資源の有効活用
 三井金属<5706.T>が大幅反発。同社は24日、連結子会社の三井金属スタッフサービスが固定資産を譲渡すると発表した。テレワークが定着したことから、経営資源の有効活用と財務体質改善の一環として、同子会社が保有する本社オフィス19階・20階を譲渡する。これにより譲渡益約60億円が発生するが、21.3期連結業績予想には計上済みとしている。

★9:10  日本化薬-反発 テイコクテーピングシステムを買収 半導体製造装置に進出と報じられる
 日本化薬<4272.T>が反発。25日付の化学工業日報は、同社がテイコクテーピングシステム(愛知県東海市 以下、TTS)を買収し、半導体製造装置に進出すると報じた。
 
 記事によれば、4月にもTTSの全株式を取得し、連結子会社化するようだ。TTSはドライフィルムレジスト(DFR)の貼り合わせなどで高い技術を持ち、世界の大手半導体メーカー、ファウンドリに自社装置を供給しているという。

 同社はTTSを傘下に入れることで、5GやIoTの普及で成長が続く半導体分野の製品ポートフォリオを拡充し、2025年度に同装置と関連材料ビジネスで40億~50億円規模の売り上げを目指すとしている。

★9:10  ニッケ-反発 iPS細胞向けなどメディカル事業を拡大と報じられる
 ニッケ<3201.T>が反発。25日付の化学工業日報は、同社がメディカル関連を成長事業に位置づけ、経営資源を積極的に投じと報じた。

 記事によれば、同事業をけん引する子会社ニッケ・メディカルは、iPS細胞(人工多能性幹細胞)など向け3次元足場材料といった用途で使われる細胞培養用ゼラチン繊維基材「ジェノセル」を普及させていくとともに、医療現場で用いられる製品の研究開発にも注力しているという。

 再生医療をはじめ医学・医療業界でグループの存在感を高め、現3カ年中期経営計画の最終年となる2023年度(23年11期)にはメディカル関連事業の売上高を現状比1.75倍の53億円に拡大させるとしている。


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