前場コメント No.4 インスペック、CANBAS、四国電、REMIX、西日本FH、クレハ

2021/02/26(金) 11:30
★9:11  インスペック-急落 通期最終損益を下方修正 減損など特損計上見込む
 インスペック<6656.T>が急落。同社は25日、21.4期通期の連結純損益予想を従来の1.0億円の黒字から10.4億円の赤字(前期は7000万円の黒字)に引き下げると発表した。子会社の減損損失などを特別損失に計上する見込みから、前回予想を下回る見通し。

★9:11  キャンバス-小動き 東京大学との共同研究契約内容拡大
 キャンバス<4575.T>が小動き。同社は25日、東京大学医学部附属病院は、同社が創出し開発中の抗癌剤候補化合物CBP501の膵臓癌発症モデルマウスによる薬効試験について、2016年3月から共同研究契約を実施しているが、当該共同研究の内容を拡大する合意が成立し、改めて共同研究契約を締結したと発表した。

 今回の共同研究目的拡大により、新たに「東京大学医学部附属病院が提案または提供する開発候補化合物」が加わり、これらの単剤投与や、CBP501・CBP-A08を含むキャンバスの研究開発に関連する候補化合物との併用投与についても、薬効・安全性などを確認し薬効メカニズムを解析するとしている。

★9:12  四国電力-3日続落 通期最終益予想を下方修正 1月の電力価格高騰など響く
 四国電力<9507.T>が3日続落。同社は25日、21.3期通期の連結純利益予想を従来の70億円から20億円(前期比88.9%減)に下方修正すると発表した。1月の寒波による電力需給ひっ迫や、卸電力取引市場の価格高騰の影響により、購入電力料が増加したことなどが響く。

★9:14  リミックスポイント-売り気配 新株予約権で25億円調達 電力調達資金に充てる
 リミックスポイント<3825.T>が売り気配。同社は25日、リバイブ投資事業組合を割当先とする第三者割当により、第15回および16回新株予約権(行使価額修正条項付)を発行すると発表した。

 払込期日は3月15日。発行数は10万9649個(潜在株式数1096万4900株 第15回7万6754個 第16回3万2895個)。差引手取概算額で25億0072万5200円を調達し、電力小売事業における電力調達資金などに充てる。すべての権利が行使された場合の希薄化割合は、11.63%。株価は需給悪化を懸念した売りが優勢となっている。

★9:14  西日本FH-続伸 200万株・10億円を上限に自社株買い 割合は1.33% 消却も発表
 西日本フィナンシャルホールディングス<7189.T>が続伸。同社は25日、200万株・10億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2月26日~3月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.33%となる。

 併せて、300万株の自己株を消却すると発表した。消却予定日は3月2日。消却前の発行済株式総数に対する割合は1.84%となる。

★9:18  クレハ-みずほが新規に「買い」 事業ポートフォリオを変遷しスペシャリティ色強まる
 クレハ<4023.T>が続伸。みずほ証券では、事業ポートフォリオを変遷しスペシャリティ色強まると指摘。投資評価は新規に「買い」とし、目標株価は9600円で設定した。

 機能製品事業を成長ドライバーにセグメント別営業利益は23/3期までの3年間で年率13%増を見込み、過去最高益更新が視野に入ると予想。xEV市場の拡大を背景にリチウムイオン電池の正極材のバインダーとしてデファクト化しているPVDF樹脂や自動車の軽量化に貢献するPPS樹脂の需要増、原油価格の上昇を前提としたシェールオイル・ガスのリグ数の増加によるPGA樹脂加工品の出荷増などを想定。収益性の高い機能製品事業の伸長により、23/3期のセグメント別営業利益率は15%へ上昇を見込んでいる。


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