前場コメント No.5 日本アクア、JR東日本、アイシン精、トレファク、安永、三井物

2021/03/09(火) 11:34
★9:42  日本アクア-続伸 超速硬化防水材を本格展開と報じられる
 日本アクア<1429.T>が続伸。9日付の化学工業日報は、同社が超速硬化防水システム「アクアハジクン」の本格展開を開始すると報じた。

 記事によれば、新築戸建て住宅のベランダ防水向けから全国での採用拡大に取り組むのと並行し、ビルおよび戸建て住宅の改装などにも幅を広げるという。
 同社では新築木造住宅のベランダだけでも市場規模を3000億円と見込んでおり、ウレタン断熱で培った全国の施工ネットワークを活用しつつ、さらに新規協力業者も取り込むことで、一挙に事業規模を拡大する意向としている。

★9:45  JR東日本-大幅反発 初の自動運転導入 常磐線一部区間で13日から=日経
 JR東日本(東日本旅客鉄道)<9020.T>が大幅反発。9日付の日本経済新聞朝刊は、同社が13日から常磐線各駅停車(綾瀬~取手駅間)で自動列車運転装置(ATO)を使った運行を順次始めると報じた。ATOは加速や減速を自動で行う装置で、東京地下鉄(東京メトロ)や都営地下鉄の一部路線で導入済みだという。同社では初めての導入だとしている。

 なお、きょうは鉄道株全般に買いが入っており、JR西日本(西日本旅客鉄道)<9021.T>、JR東海(東海旅客鉄道)<9022.T>、東急<9005.T>なども高い。

★9:46  アイシン精機-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 想定以上の復調もあり中長期ビジョンへ注目
 アイシン精機<7259.T>が続伸。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、想定以上の復調もあり中長期ビジョンに注目。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は4700円から5000円に引き上げた。

 来期の大幅増益を視野に入れると依然割安と判断。ただし、電動化リスクに起因する低バリュエーションから脱却の道筋は見えておらず、本決算で発表予定の中長期ビジョンで構造改革案などに注目したいとコメント。予想事業利益は、21/3期920億円(前期比10%増、従来比220億円増)、22/3期2300億円(同150%増、同350億円増)。今期は会社計画を上振れと予想。来期は車両生産台数の更なる回復の一方、固定費の戻りは限定的と想定、市場コンセンサスを上回る利益基調を予想している。

★9:48  トレジャーファクトリー-大幅高 2月度既存店売上高0.6%増 1月は0.4%減
 トレジャー・ファクトリー<3093.T>が大幅高。同社は8日、2月度の月次売上概況を発表した。既存店売上高は前年同月比0.6%増、全店売上高は同4.1%増だったと発表した。1月はそれぞれ、同0.4%減、同1.7%増だった。

★9:50  安永-一時ストップ高 トヨタとFCV用セルの電極接合シート検査ユニット開発と報じられる
 安永<7271.T>が一時ストップ高。9日付の日刊工業新聞は、同社とトヨタ自動車<7203.T>が共同で燃料電池車(FCV)のFCスタックを構成するセルの電極接合シート(MEGA)を独自のアルゴリズムで画像を解析し、検査速度を7倍にする検査ユニットを開発したと報じた。

 記事によれば、この開発により検査精度が向上し、歩留まり率を100%に近づけることに成功したという。今回の共同技術開発で、同社は2020年度のトヨタ自動車「技術開発賞」を受賞したとしている。受賞は初。

★9:52  三井物産-大和が投資判断引き上げ 株主還元とESG改善に注目、鉄鉱石も構造的上昇
 三井物産<8031.T>が堅調。大和証券では、株主還元とESG改善に注目、鉄鉱石も構造的上昇と指摘。投資判断を「2(アウトパフォーム)」→「1(買い)」に引き上げ、目標株価は2250円から2800円に引き上げた。

 世界的な鉄鋼需要の高まりにより、やや構造的に鉄鉱石価格が上昇。中計での基礎営業CFが1年目から大きく上振れている状況という。22/3期純利益予想を3800億円→4500億円に上方修正。配当は 21/3期90円/株(会社計画80円/株)、22/3期100円/株と予想。2月24日に自社株買い(上限取得500億円)を発表、今後も追加的な株主還元改善を見込んでいる。GHG関連開示を積極的に改善、ESG観点からも評価している。


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