前場コメント No.8 ゼンリン、ソフトバンク、チェンジ、キムラ、クリヤマHD、ファンタジー

2021/03/16(火) 11:33
★10:26  ゼンリン-続伸 地図卸から脱皮 中小向け定額課金で情報小売りへ=日経
 ゼンリン<9474.T>が続伸。16日付の日本経済新聞朝刊は、同社が1月に中小企業向けのサブスクリプション(定額課金)サービスを開始したと報じた。調査員が足で稼ぐ正確な住宅地図データを活用し、料理宅配や不動産営業を支援するという。背景にあるのはカーナビなど大企業向けビジネスの伸び悩みで、「地図卸」を主軸とする収益モデルを転換し、データを組み合わせる「情報小売り」への脱皮を目指すとしている。

★10:38  ソフトバンク-6日続伸 エネルギー密度2倍の次世代電池 米スタートアップと開発
 ソフトバンク<9434.T>が6日続伸。同社は15日、米スタートアップのエンパワー・グリーンテックと共同で、質量エネルギー密度が高く軽量で容量の大きい次世代電池の実証と、電池長寿命化に成功したと発表した。

 今回実証に成功した質量エネルギー密度は1キログラムあたり450キロワットで、現在実用化されているリチウムイオン電池に比べ、質量エネルギー密度が約2倍になるという。

 さまざまなIoT機器や携帯電話基地局だけでなく、同社子会社が地上約20キロメートルの成層圏で飛行させる、ソーラーパネルを搭載した成層圏通信プラットフォーム(HAPS)向け無人航空機「Sunglider」への装用による長時間駆動が期待できるとしている。

★10:38  チェンジ-反発 SMBCグループ全従業員デジタル変革プログラムを三井住友銀行と共同開発
 チェンジ<3962.T>が反発。同社は15日、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>傘下の三井住友銀行より委託を受け、SMBCグループ内の全従業員を対象とするデジタル変革学習プログラムを共同で企画制作したと発表した。
 
 SMBCグループ共通のデジタルIT専門育成組織として設立されたデジタルユニバーシティが運営主体となり、動画コンテンツを全従業員に配信開始するとしている。

★10:39  キムラ-大幅高 通期営業益を上方修正 期末配当予想を2円増額
 キムラ<7461.T>が大幅高。同社は15日、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の16.0億円から21.3億円(前期比34.0%増)に引き上げると発表した。

 巣ごもり需要の高まり、ペット専門店の新規出店による売上増、冬期間の降雪量が比較的少なく来店客の減少が抑えられたことなどから、前回予想を上回る見通し。

 また、21.3期の期末配当予想を10円から12円(前期は10円)に修正すると発表した。なお、年間配当も同様となる。

★10:47  クリヤマHD-野村が目標株価引き上げ 会社計画は保守的
 クリヤマホールディングス<3355.T>が続伸。野村証券では、会社計画は保守的と指摘。投資評価は「Buy」を継続、目標株価は810円から900円に引き上げた。

 20.12期決算や足元の事業環境を織り込んで、業績予想を修正。21.12期の営業利益計画は、尿素SCRセンサーを手掛けるサンエー社の業績の落ち込みや、北米事業での利益率低下を要因に前期比で営業減益の計画となったものの、会社の見方は保守的と考え前期比2%増益を予想している。


★10:52  イオンファンタジー-3日続伸 2月既存店売上高12%減 1月は20%減
 イオンファンタジー<4343.T>が3日続伸。同社は15日、2月次の売上概況を発表した。既存店売上高は前年同月比12.1%減、全店は同10.0%減だった。1月はそれぞれ同19.6%減、全店では17.5%減となった。

 全国的に1日の感染者数はピーク時から減少に向かい、客数は回復傾向にある。前年に若干、新型コロナウイルスの影響がありながらも北海道、東北地区の売上は既に前年を上回り、他の非対象地区店舗の売上もほぼ前年並みに回復しているとしている。


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