前場コメント No.7 花王、ストライク、フジミインコ、サイバエージ、大興通、スターティア

2021/03/31(水) 11:31
★10:24  花王-三菱UFJMSが目標株価引き下げ それでも中期的増益は続く
 花王<4452.T>が小幅安。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、中期的増益は続くと予想。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は9700円から8300円に引き下げた。

 会社側が示した21/12期のコスト増300億円を今回予想に織り込んだ。コスト増の中心となる化粧品事業は売上が緩やかに回復も赤字転落と予想。原材料高の会社計画は20億円の原料高だが50億円と見込む。22/12期以降は、コスト増が減少はしないまでも増加は一巡するとおき、緩やかな売上回復をみている。アジア・日本の日用品市場の成長を背景に新事業がなくとも年100億円以上の継続的増益が可能で、現在のバリュエーションは割安とみている。

★10:28  ストライク-急落 上期営業益5%減 人件費や採用費がかさむ
 ストライク<6196.T>が急落。同社は30日、21.9期上期(9-2月)の営業利益は14.8億円(前年同期比4.5%減)だったと発表した。

 大型案件の影響もあり、成約単価が上昇したことで売上高は前年同期比で増収となった。一方、人件費増加による売上原価の上昇、積極採用やセミナー開催増加に伴う費用増加などが響いた。

★10:36  フジミインコ-東海東京が目標株価を引き上げ CMP向け製品の販売増加で利益成長が続く
 フジミインコーポレーテッド<5384.T>が堅調。東海東京調査センターでは、CMP向け製品の販売増加で利益成長が続くと予想。レーティングは「Outperform」を継続、目標株価は4000円から4750円に引き上げた。

 東海東京では、21/3期通期業績を売上高419億円(前年比9.1%増)、営業利益78億円(同29.8%増)と予想。22/3期業績は売上高441億円(同5.3%増)、営業利益85億円(同9.0%増)を見込んでいる。CMP向け製品やシリコンウェハー向け製品の販売増加で増収増益を予想。CMP向け製品やシリコンウェハー向け製品の販売増加で製品構成も改善し、売上高営業利益率も上昇するとみている。

★10:39  サイバーエージェント-新高値 「ウマ娘」新ガチャ追加でセルラン1位 時価総額1兆円超
 サイバーエージェント<4751.T>が新高値。同社傘下のCygamesが開発したスマホ向けゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」において、30日から新たなガチャが追加され、31日9時45分時点でAppStoreアプリセールスランキング1位となっていることが材料視されているようだ。

 株価は高いところで、分割後の上場来高値1942円を上回る2010円まで上昇。足もとで時価総額は1兆円を突破している。

★10:40  大興電子通信-続落 今期一転最終赤字見込む 一部事業撤退による特損が響く
 大興電子通信<8023.T>が続落。同社は30日、21.3期通期の連結純損益予想を従来の5.0億円の黒字から5.9億円の赤字(前期は19.6億円の黒字)に下方修正すると発表した。技術者稼働の改善やテレワークによる変動費削減があったものの、公共分野向けソフトウェアサービスの一部から撤退することにより、特別損失を計上することが響く。

★10:56  スターティア-大幅反発 肥銀コンピュータサービスとRPAツール「ロボタンゴ」の販売代理店契約を締結
 スターティアホールディングス<3393.T>が大幅反発。同社は30日、子会社のスターティアレイズが肥後銀行系の肥銀コンピュータサービス(熊本県熊本市)とRPA「RoboTANGO(ロボタンゴ)」における販売代理店契約を締結したと発表した。

 「RoboTANGO」は初心者向けのRPAツールで、パソコン画面の録画によるロボ作成が中心のため複雑な操作や専門知識が不要だという。今後、共同でプロモーションをするなどマーケティング面でも連携し、サービスの紹介や導入フォローを行うとしている。


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