前場コメント No.7 東亜DKK、郵船、アズビル、A&D、ピースリー、NOK

2021/04/22(木) 11:41
★10:10  東亜DKK-5日ぶり反発 21.3期営業益予想を上方修正 一転増益へ
 東亜ディーケーケー<6848.T>が5日ぶり反発。同社は21日、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の15.2億円から18.5億円(前の期比1%増)に、期末配当予想を16円から17円(前期末は17円)に引き上げると発表した。従来予想の17.2%減から一転増益の見通し。
 
 下期から国内の経済活動が緩やかに上向きとなり、設備投資などの回復ペースが想定を上回った。海外出張制限で旅費交通費などの支出が抑制されたことなども寄与する。

★10:15  日本郵船-野村が目標株価引き上げ 22.3期も利益拡大が続くと予想
 日本郵船<9101.T>が反発。野村証券では、22.3期も利益拡大が続くと予想。投資評価は「Buy」を継続、目標株価は4200円から5200円に引き上げた。

 コンテナ船や航空貨物の運賃、ドライバルク市況の上昇の恩恵を日系3社の中で享受しやすく、現状の環境で最も利益を得られる会社として評価。野村予想は市況前提を変更し上方修正。38%出資するコンテナ船会社ONE(Ocean Network Express)の純利益は21.3期Q4に急拡大したと推定されるも需給が緩む気配はないことから、22.3期中は高い収益性を継続できるとみている。

★10:16  アズビル-SMBC日興が目標株価引き上げ 業績回復局面も、割安感には乏しい
 アズビル<6845.T>が反発。SMBC日興証券では、業績回復局面も、割安感には乏しいと指摘。投資判断は「2(中立)」を継続、目標株価は3800円から4400円に引き上げた。

 ファンダメンタルズは回復基調で、FA同業他社同様に市況の回復局面となるAA事業が牽引役として期待されるという。受注高減少が続いているBA事業は、会社想定通り大規模改修案件の獲得は進んでおり、リードタイムが短い工場案件等の需要も徐々に回復が見込まれると指摘。一方、足元の株価は、SMBC日興予想22/3期基準でPER29.2倍、23/3期27.0倍と割安感に乏しいとコメントしている。

★10:16  A&D-上げ幅拡大 タイ現地法人を設立 開拓進め事業拡大を図る
 エー・アンド・デイ<7745.T>が上げ幅拡大。同社は22日10時、タイに現地法人を設立したと発表した。以前は代理店を経由して軽量機器などの販売を行っていたが、今後もさらにタイ市場の発展が期待されることから、開拓を推進して事業の拡大を図るとしている。

★10:18  ピースリー-一時ストップ高 天井設置型サイネージ「BIRD EYES」予約販売開始
 ピースリー<6696.T>が一時ストップ高。同社は21日、天井設置型映像照射サイネージ新製品「BIRD EYES」について、5月1日より予約販売を開始すると発表した。

 同製品は今まで設置が難しいと考えられていた場所や空間に、新たなDOOH製品として、何処にでも手軽にあらゆる演出を可能にするほか、将来的な拡張機能を搭載。広島大学の協力を得て開発した、紫外線殺菌IoT製品。紫外線を照射することにより、空間のウイルス不活化・殺菌を行う「BIRD SAFE」機能をアタッチメントとして取り付けることができるとしている。

★10:28  NOK-シティが目標株価引き上げ  短期的には強含む可能性もある
 NOK<7240.T>が反発。シティグループ証券では、 短期的には強含む可能性もあると指摘。投資判断は「中立」を継続、目標株価は1200円→1500円に引き上げた。

 自動車需要と構造改革により、新年度業績は大幅回復と予想するが、株価は21年3月期計画上方修正後に利益回復を一定程度織り込んだと考え、中立を継続。ただし、新年度計画はコンセンサス比上振れの可能性があることから、短期株価は強含む可能性もあるとみている。今後、環境対応車がNOKにとってのディスカウント要因ではなく成長要因になれば、株価は更に上方水準に訂正されると予想。半導体不足が新年度を通じて自動車生産に影響を及ぼす可能性がリスク要素としている。


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