〔Market Flash〕「景気回復2年目」の相場は難易度が高い~SMBC日興

2021/04/22(木) 13:40
【13:40】「景気回復2年目」の相場は難易度が高い~SMBC日興  SMBC日興証券では、足元で日本株を包んでいた熱気が次第に冷め始めたのは、「景気回復2年目」のセオリーを反映した動きでもあるとコメント。PERは6カ月先のEPS前年比を織り込んで推移する傾向があり、現在は10~12月期以降のEPSモメンタム鈍化を視野に入れ始めた可能性があるとのこと。SMBC日興では、相場にはまだアップサイドがあるとみているものの、PERが低下する局面では不安定性が増す傾向もあり、今後は情勢の一段の精査が必要と考えている。 【12:40】ワクチン接種の広がる地域で株価は上昇~大和  大和証券では、ワクチン接種が広がる地域ほど、株価にその後のファンダメンタルズの改善を織り込む動きが見られることを指摘している。米国ではダウ平均やS&P500が最高値を更新。欧州では独DAXが最高値を更新し、新型コロナ感染者の減少が顕著な英国でも株価は騰勢を強めている。世界レベルで新型コロナを克服する上では、ワクチンの公平な確保が問題となるが、接種で先行する国々が順調な景気回復の軌道をたどることが確認できれば、アフターコロナを見据えた道筋はより鮮明なものになると大和では考えている。 【10:35】海運の22.3期は大手3社とも高い経常増益が続くと予想~野村  野村証券では海運セクターに関して、日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽船<9107.T>の予想を見直している。コンテナ船とドライバルク船の市況前提の変更と、各社の業績見通しの変更により3社が出資するコンテナ船会社ONEの21.3期4Qの純利益が野村従来予想を上回ったことが確認されたことを踏まえた。海運市況の落ち込みが緩やかとみて、22.3期のONEの純利益見通しを大きく上方修正。同期の3社の経常利益は各社とも増益を見込んでいる。利益の伸びに関しては、商船三井と川崎汽船が大きいと予想している。 【9:35】銀行は「ディフェンシブ株」の位置づけで底堅いと予想~SMBC日興  SMBC日興証券では、銀行セクターについて考察している。米10年債利回りの上昇が一服したことで、銀行株の上昇や投資家からの関心も一服した印象。5月中旬の本決算を前に、上値を追う材料にも乏しいが、一方でネガティブな材料にも乏しいとSMBC日興では判断している。また、投資家には米金利上昇に備えて、銀行株を「ディフェンシブ株」と位置付けて、ニュートラル程度は保有しようという動きも見えると指摘。銀行株については底堅い動きを予想している。大手行の決算に関しては、与信費用が出にくい環境の中で、21.3期は概ね計画比上振れでの着地、22/3期計画は横ばい~小幅増益と想定している。 【8:45】寄り前気配は北国銀、リンナイ、アズビル、宝HDが高い気配値  主力株の寄り前気配では、北国銀<8363>+7.19%、リンナイ<5947>+6.41%、アズビル<6845>+6.10%、宝HD<2531>+5.92%、三和HD<5929>+5.80%、キッコーマン<2801>+5.78%、東芝テック<6588>+5.76%、ポーラオルH<4927>+5.00%、荏原<6361>+4.96%、タダノ<6395>+4.95%などが高い気配値。  一方、メディパル<7459>-25.35%、ニッコンHD<9072>-9.47%、オンワードH<8016>-5.76%、関西ペ<4613>-5.53%、三菱自<7211>-5.39%、日野自<7205>-5.13%、サンリオ<8136>-4.99%、豊田合<7282>-4.74%、堀場製<6856>-4.70%、東センチュリ<8439>-4.58%などが安い気配値となっている。
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