後場コメント No.2 帝人、ルネサス、ＪＳＲ、エクセディ、ＦＰＧ、ＬＩＸＩＬ
★12:51 帝人－もみ合い 21.3期営業益を下方修正 同最終損益は上方修正
帝人<3401.T>がもみ合い。同社は28日、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の550.0億円から549.0億円（前期比2.3％減）に引き下げると発表した。また、同純損益予想は100.0億円の赤字から67.0億円の赤字（前期は252.5億円の黒字）に引き上げた。
炭素繊維事業の固定資産減損損失を計上する一方で、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討し反映したことから、純損益は前回予想から損失が減少する見通し。
帝人<3401.T>がもみ合い。同社は28日、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の550.0億円から549.0億円（前期比2.3％減）に引き下げると発表した。また、同純損益予想は100.0億円の赤字から67.0億円の赤字（前期は252.5億円の黒字）に引き上げた。
炭素繊維事業の固定資産減損損失を計上する一方で、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討し反映したことから、純損益は前回予想から損失が減少する見通し。
★12:55 ルネサスエレク－ＭＳＭＵＦＧが目標株価引き上げ 粗利率50%は通過点と指摘
ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が続伸。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、粗利率50%は通過点と指摘。投資判断は「Underweight」を継続、目標株価は1550円から1650円に引き上げた。
Q1粗利益率の改善は、ミックス改善、償却費減少のほか、価格改定も貢献したと推察している。また、火災等の影響を除くQ2売上高ガイダンスもＭＳＭＵＦＧの予想を約150億円上回ったという。下期は火災影響がほぼなくなるとともに、価格改定効果の拡大、自動車のSoC、産業・インフラ・IoTではメモリインターフェイスなどが増収をけん引することで、ミックス・粗利益率改善が続くと予想している。
ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が続伸。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、粗利率50%は通過点と指摘。投資判断は「Underweight」を継続、目標株価は1550円から1650円に引き上げた。
Q1粗利益率の改善は、ミックス改善、償却費減少のほか、価格改定も貢献したと推察している。また、火災等の影響を除くQ2売上高ガイダンスもＭＳＭＵＦＧの予想を約150億円上回ったという。下期は火災影響がほぼなくなるとともに、価格改定効果の拡大、自動車のSoC、産業・インフラ・IoTではメモリインターフェイスなどが増収をけん引することで、ミックス・粗利益率改善が続くと予想している。
★12:56 ＪＳＲ－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 半導体材料とライフサイエンスの牽引に期待
ＪＳＲ<4185.T>が軟調。ＳＭＢＣ日興証券では、半導体材料とライフサイエンスの牽引に期待。投資評価は「2（中立）」を継続、目標株価は3000円から3200円に引き上げた。
決算及び電話取材を踏まえ業績予想を更新。直近の円安も反映したという。21/3期4Q決算では、エラストマー事業での772億円もの減損損失、これに伴う償却費の減少を追い風とした力強いガイダンスが目立ったと指摘。注力事業の半導体、ライフサイエンスはいずれも高成長が続く見通し。一方、株式市場での期待も相応に高いと考えている。今後、ライフサイエンスにて、資材調達の問題が完全に解消するとみられる22/3期3Qに利益率の大幅な上昇を示すことができれば、魅力が高まると考えている。
ＪＳＲ<4185.T>が軟調。ＳＭＢＣ日興証券では、半導体材料とライフサイエンスの牽引に期待。投資評価は「2（中立）」を継続、目標株価は3000円から3200円に引き上げた。
決算及び電話取材を踏まえ業績予想を更新。直近の円安も反映したという。21/3期4Q決算では、エラストマー事業での772億円もの減損損失、これに伴う償却費の減少を追い風とした力強いガイダンスが目立ったと指摘。注力事業の半導体、ライフサイエンスはいずれも高成長が続く見通し。一方、株式市場での期待も相応に高いと考えている。今後、ライフサイエンスにて、資材調達の問題が完全に解消するとみられる22/3期3Qに利益率の大幅な上昇を示すことができれば、魅力が高まると考えている。
★13:00 エクセディ－大幅安 今期営業益42％増見込むもコンセンサス下回る
エクセディ<7278.T>が大幅安。同社は30日10時、22.3期通期の連結純利益予想（IFRS）は135億円（前期比41.9％増）、年間配当予想は80円（前期は60円）と発表した。市場コンセンサスは151億円。
コロナ禍における経済活動停滞からの回復が今後も継続することで、売り上げの増加を見込む。設備の稼働率向上や諸経費の削減など、グループをあげた経営効率化を進め、利益の確保に努めるとしている。
21.3期通期の連結営業利益は95億円（前の期比43.2％減）だった。MT（手動変速装置関連事業）およびAT（自動変速装置関連事業）とも各市場で受注が減少したことや、メキシコ子会社における有形固定資産の減損を計上したことが響いた。
エクセディ<7278.T>が大幅安。同社は30日10時、22.3期通期の連結純利益予想（IFRS）は135億円（前期比41.9％増）、年間配当予想は80円（前期は60円）と発表した。市場コンセンサスは151億円。
コロナ禍における経済活動停滞からの回復が今後も継続することで、売り上げの増加を見込む。設備の稼働率向上や諸経費の削減など、グループをあげた経営効率化を進め、利益の確保に努めるとしている。
21.3期通期の連結営業利益は95億円（前の期比43.2％減）だった。MT（手動変速装置関連事業）およびAT（自動変速装置関連事業）とも各市場で受注が減少したことや、メキシコ子会社における有形固定資産の減損を計上したことが響いた。
★13:04 ＦＰＧ－大幅高 上期営業益16％増 通期進ちょくは80％
ＦＰＧ<7148.T>が大幅高。同社は28日、21.9期上期（10-3月）の連結営業利益が36.1億円（前年同期比15.5％増）だったと発表した。通期の会社計画45.5億円に対する進ちょくは79.5％。
リースファンド事業が1Q（10-12月）から大幅なセグメント増収となったほか、不動産ファンド事業が過去最高の販売となったことなどが寄与した。
ＦＰＧ<7148.T>が大幅高。同社は28日、21.9期上期（10-3月）の連結営業利益が36.1億円（前年同期比15.5％増）だったと発表した。通期の会社計画45.5億円に対する進ちょくは79.5％。
リースファンド事業が1Q（10-12月）から大幅なセグメント増収となったほか、不動産ファンド事業が過去最高の販売となったことなどが寄与した。
★13:11 ＬＩＸＩＬ－後場下げ幅縮小 今期営業益2.2倍見込む 前期は12％増
ＬＩＸＩＬ<5938.T>が後場下げ幅縮小。同社は30日13時、22.3期通期の連結営業利益予想（IFRS）は780億円（前期比2.2倍）、年間配当予想は80円（前期は75円）と発表した。
ウォーターテクノロジー事業、ハウジングテクノロジー事業をコア事業と位置づけ、経営資源を集中させるとともに国内事業の収益性向上を図る。これにより生み出されたキャッシュを海外事業の成長投資に充てることにより、グループ全体の利益伸長と財務体質強化を進めるとしている。
21.3期通期の連結営業利益は358億円（前の期比12.0％増）だった。コロナ禍で上期は落ち込んだものの、下半期は特に米国、欧州を中心に海外事業の需要回復がみられた。国内事業における継続的な粗利率改善活動、生産性向上を図る各種施策やコロナ禍における経費抑制策なども寄与した。
ＬＩＸＩＬ<5938.T>が後場下げ幅縮小。同社は30日13時、22.3期通期の連結営業利益予想（IFRS）は780億円（前期比2.2倍）、年間配当予想は80円（前期は75円）と発表した。
ウォーターテクノロジー事業、ハウジングテクノロジー事業をコア事業と位置づけ、経営資源を集中させるとともに国内事業の収益性向上を図る。これにより生み出されたキャッシュを海外事業の成長投資に充てることにより、グループ全体の利益伸長と財務体質強化を進めるとしている。
21.3期通期の連結営業利益は358億円（前の期比12.0％増）だった。コロナ禍で上期は落ち込んだものの、下半期は特に米国、欧州を中心に海外事業の需要回復がみられた。国内事業における継続的な粗利率改善活動、生産性向上を図る各種施策やコロナ禍における経費抑制策なども寄与した。
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