前場コメント No.10 牧野フ、日本調剤、nmsHD、ヤマダHD、リケンテクノス、NRI

2021/05/06(木) 11:32
★10:22  牧野フライス製作所-急騰 今期営業黒字20億円見込む 前期は計画上回る
 牧野フライス製作所<6135.T>が急騰。同社は4月30日、22.3期通期の連結営業損益予想は20.0億円の黒字(前期は36.1億円の赤字)、年間配当予想は30円(前期は20円)と発表した。

 国内では、半導体製造装置や自動車向けを中心に受注が増加する見込み。中国においても、電子部品関連の金型向け受注が好調を維持する見通しとしている。

 21.3期通期の連結営業損益は36.1億円の赤字(前の期は35.1億円の黒字)だった。会社計画48.0億円の赤字を上回る着地となった。新型コロナウイルス感染症の影響を受けた受注減少が響いたものの、米国と中国で売り上げが増加したことに加え、為替差益の発生により計画を上回った。

★10:33  日本調剤-急騰 今期営業益14%増見込む 前期は7%増
 日本調剤<3341.T>が急騰。同社は4月30日、22.3期通期の連結営業利益予想は92.0億円(前期比13.5%増)、年間配当予想は25円(前期は25円)と発表した。

 主力の調剤薬局事業については利便性の高い薬局店舗づくりや高い専門性を有する薬剤師の育成に注力する。オンライン服薬指導の普及、オンライン資格確認による利便性・薬局機能の向上など、ICT活用にも取り組むとしている。

 21.3期通期の連結営業利益は81.1億円(前の期比6.8%増)だった。新型コロナウイルス感染症の影響による処方せん枚数の減少が続いたものの、前の期の出店効果や長期処方の増加による処方せん単価の上昇、全社をあげた継続的なコスト削減などが寄与した。

★10:35  nms-ストップ高買い気配 22.3期営業益75%増見込む 21.3期営業益を上方修正
 nms ホールディングス<2162.T>がストップ高買い気配。同社は4月30日、22.3期の業績見通しとして、HS事業における請負比率拡大やEMS事業の新規量産立ち上げ、PS事業の殺菌・滅菌機器への電源製品需要拡大などを背景に、同営業利益予想について、21.3期通期見込みに対し75%増の12億円を計画していると発表した。

 また、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の6.0億円から6.9億円(前期比25.5%減)に引き上げると発表した。また、同純損益予想を従来の3.0億円の赤字から7.4億円の赤字(前期は2.8億円の黒字)とした。営業利益は自動車関連分野の需要回復や固定費削減策の実行から、前回予想を上回る見通し。純損益は為替差損3.0億円を営業外費用に、新型コロナ関連損失4.0億円、ならびに構造改革費用9200万円を特別損失に計上することから、前回予想を下回る見通し。

★10:45  ヤマダHD-もみ合い 今期営業益2%減見込む 前期は2.4倍
 ヤマダホールディングス<9831.T>がもみ合い。同社は6日9時、22.3期通期の連結営業利益予想は900億円(前期比2.3%減)と発表した。今期から「収益認識に関する会計基準」などを適用する。市場コンセンサスは722億円。

 特別定額給付金効果や「テレワーク」「巣ごもり」需要の反動が懸念されるものの、新規出店や、リアル店舗を活用したeコマース事業の拡大などに取り組むとしている。

 21.3期通期の連結営業利益は921億円(前の期比2.4倍)だった。家電業界として、郊外店舗の来店客数、eコマース需要の増加により全体的には好調に推移した。このなかで、従来から進めていた「企業体質強化経営改革」による売上総利益率の向上・販管費削減などが寄与した。

★10:53  リケンテクノス-一時ストップ高 今期営業益22%増見込む 前期は5%減
 リケンテクノス<4220.T>が一時ストップ高。同社は4月30日、22.3期通期の連結営業利益予想を65.0億円(前期比22.3%増)だと発表した。なお、今期より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用するため、上記の連結業績予想は当該会計基準等を適用した後の金額としている。

 塩ビ樹脂や可塑剤などの主要原材料について、世界的な景気回復により需要が旺盛となるなか、供給タイト感による価格高騰が継続している状況を踏まえ、増益を計画している。

 21.3期通期の連結営業利益は53.1億円(前の期比4.8%減)だった。新型コロナの影響から自動車市場向けのエラストマーコンパウンドの販売が前年を下回ったことなどが響いた。

 また、21.3期の期末配当予想を10円から12円(前の期は8円)に修正すると発表した。年間配当は16円(前の期は16円)となる。

★10:58  NRI-シティが目標株価引き上げ 国内DXと海外復調が業績拡大を牽引
 野村総合研究所<4307.T>が小幅高。シティグループ証券では、国内DXと海外復調が業績拡大を牽引と指摘。投資判断を「買い」で継続、目標株価は4100円→4900円へ引き上げた。

 21年3月期実績を踏まえ業績予想を修正。22年3月期営業利益は従来980億円→980億円、EPSは113円→123円。コンサルティング能力で差別化されたNRIはITサービスセクターの中でも突出したDX受注競争力を発揮するとみてる。国内DX伸長、海外事業復調から中期EPS成長率は年率16%増→18%増とした。


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