後場コメント No.4 三菱ケミHD、住友鉱、ダイセル、シンフォニア、日油、古河池

2021/05/12(水) 15:03
★13:40  三菱ケミカルHD-続落 今期最終黒字970億円見込む 前期は76億円の赤字
 三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が続落。同社12日13時30分、22.3期通期の連結純損益予想(IFRS)を970.0億円の黒字(前期は75.6億円の赤字)だと発表した。市場コンセンサスは1051億円。

 機能商品セグメントにおける自動車用途での需要の継続、産業ガスセグメントにおける需要の継続を見込こんでいる。

 21.3期通期の連結純損益は75.6億円の赤字(前の期は540.8億円の黒字)だった。ヘルスケア分野に関連する減損損失を計上したことなどが響いた。

★13:41  住友金属鉱山-野村が目標株価引き上げ 海外銅鉱山の収益拡大進む
 住友金属鉱山<5713.T>が続落。野村証券では、海外銅鉱山の収益拡大進むと指摘。投資評価は「Neutral」を継続、目標株価は4600円から5330円に引き上げた。

 21.3期決算は、22.3期の税前利益について、野村の従来予想の1550億円や5月7日時点のBloombergコンセンサス1563億円を下回る会社計画1380億円が示されたと指摘。ただし、金属価格などを中心に会社が保守的に想定していると見ており、野村では予想を1950億円に上方修正。銅価格が大きく上昇している恩恵を享受でき、当面の業績は良好な状況を維持できると予想している。電池材料、ニッケル製錬、銅鉱山開発などでの中期的な数量成長の可能性がより具体化すれば、投資対象としてより魅力的になると考えている。

★13:51  ダイセル-後場急騰 今期営業益270億円見込む 市場コンセンサス上回る
 ダイセル<4202.T>が後場急騰。同社は12日13時20分、22.3期通期の連結営業利益予想を270.0億円だと発表した。今期より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用するため、対前期増減率は記載していない。市場コンセンサスは221.0億円。

 21.3期通期の連結営業利益は317.2億円(前の期比7.0%増)だった。徹底したコストダウンに取り組むとともに、自動車生産などの需要回復による販売機会を着実に捉えたことが寄与した。

★13:52  シンフォニア-後場急落 今期営業益28%減見込む 前期は59%増
 シンフォニアテクノロジー<6507.T>が後場急落。同社は12日13時40分、22.3期通期の連結営業利益予想は35.0億円(前期比28.4%減)、年間配当予想は25円(前期は35円)と発表した。売上高は前年並みとしたが、積極的な販売促進や開発に取り組むことによる費用増加を見込む。

 21.3期通期の連結営業利益は48.9億円(前の期比59.4%増)だった。需要が堅調な半導体分野や、いち早く市況に回復のみられた中国市場を中心にファクトリーオートメーション分野の受注確保に取り組んだことなどが寄与した。

★14:11  日油-後場急落 今期最終益194億円見込む 前期は233億円
 日油<4403.T>が後場急落。同社は12日14時、22.3期通期の連結純利益予想は194億円、年間配当予想は80円(前期は80円)と発表した。今期から「収益認識に関する会計基準」などを適用するため、前年比較はできない。

 21.3期通期の連結純利益は233億円(前の期比10.2%増)だった。機能化学品事業が低調だったものの、ライフサイエンス事業と化薬事業が増益となった。投資有価証券売却益の計上も寄与した。

★14:12  古河電池-後場急落 今期営業益9%減見込む 前期は34%増
 古河電池<6937.T>が後場急落。同社は12日14時、22.3期通期の連結営業利益予想を40.0億円(前期比9.0%減)だと発表した。

 新型コロナウイルス感染症の影響について、経済活動において一定の制限が設けられると想定している。

 21.3期通期の連結営業利益は44.0億円(前の期比33.5%増)だった。電池関連について、自動車用の取り換え需要向けが堅調に推移したことが寄与した。

 21.3期の期末配当予想を15円から22円(前期は13円)に修正すると発表した。


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