後場コメント No.2 東芝、ヤマハ、コメ兵HD、アース製薬、ワットマン、日本トリム

2021/06/02(水) 15:04
★12:52  東芝-4日ぶり反発 パワー半導体の電力損失を大幅低減できるトリプルゲートIGBT開発
 東芝<6502.T>が4日ぶり反発。同社は2日、パワー半導体の電力損失を大幅に低減できるトリプルゲートIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を開発したと発表した。

 今回開発したトリプルゲートIGBTは、電力のオンとオフが切り替わるスイッチング時の電力損失を全体で最大40.5%低減するという。パワー半導体の高効率化はカーボンニュートラルのカギといわれており、再生可能エネルギーシステムや電気自動車、鉄道、産業機器といったあらゆる電力機器に搭載される電力変換器の高効率化が見込めるとしている。

★12:53  ヤマハ-SMBC日興が目標株価引き上げ 強い需要継続、部材調達と供給力に注目
 ヤマハ<7951.T>が小幅安。SMBC日興証券では、強い需要継続、部材調達と供給力に注目。投資評価は「2(中立)」を継続、目標株価は6500円から7000円に引き上げた。

 21/3 期実績並びに足元の事業環境を踏まえ、業績予想を見直した。楽器業界全体の需要は好調も、半導体など供給側の律速は継続しており、今後は供給側の律速をどの程度解消しながら受注に応えられるかの部品調達力と供給力が試されるとみている。また、その先の次期中期計画(22/4~25/3)や、ヤマハ発動機との更なる持ち合い解消に向けた動き、キャッシュアロケーションの方向性にも注目している。

★13:00  コメ兵HD-大幅高 買い取り店拡充 「コロナ断捨離」狙う=日経
 コメ兵ホールディングス<2780.T>が大幅高。2日付の日本経済新聞朝刊は、同社が24.3期までに店舗を3倍の約150店に増やし、大都市で買い取り専門店を中心に100店開業すると報じた。コロナ禍で消費者が外出を手控え、売り上げが落ち込んでいることから、自宅の不用品の「断捨離」ブームを背景に中古の雑貨や宝飾品などの品ぞろえを広げるとしている。

★13:13  アース製薬-3日ぶり反発 酸化制御技術「MA-T」を提供開始
 アース製薬<4985.T>が3日ぶり反発。同社は1日、エースネット(東京都港区)が開発して酸化制御技術「MA-T」の社会実装を加速するため、技術ライセンスおよび製造権・知的財産権の使用範囲拡大に合意したと発表した。

 今後「MA-T」展開のプラットフォーム構築と発展に向け、幅広い分野で産学連携を推進するとしている。

★13:14  ワットマン-後場プラス転換 ジモティーと連携 廃棄削減支援で実証事業開始
 ワットマン<9927.T>が後場プラス転換。ジモティー<7082.T>は2日13時、同社と連携して地域へのリユース販売による廃棄削減を支援する実証事業を始めると発表した。

 今回の取り組みは、リサイクルショップや不用品回収業者が、倉庫内の在庫をジモティーのサポートのもとで手間やコストを極力かけずにジモティーで大量に販売するものだという。廃棄コストを削減して収益化させるだけでなく、地域内でのリユース促進も可能としている。

★13:18  日本トリム-3日ぶり反発 新型コロナウイルスを99.99%以上不活性化する次亜塩素酸水生成器を発売
 日本トリム<6788.T>が3日ぶり反発。同社は2日13時、奈良県立医科大学微生物感染症学講座およびMBTコンソーシアムの協力のもと、「TRIM JIA(トリムジア)」で生成した次亜塩素酸水の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)不活性化について評価を行い、新型コロナウイルスを20秒で99.95%以上、40秒で99.99%以上不活性化することを確認したと発表した。

 同結果をうけて家庭で簡単に除菌水ができる貯槽式次亜塩素酸水生成器「TRIM JIA」を、同日よりインターネットなどにて本格発売するとしている。


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